Record China 2021年8月31日(火) 13時20分
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30日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、教育の「ゆとり化」を進める中国政府が、義務教育のテスト回数制限などを盛り込んだ通知を発表したと報じた。写真は中国の中学校。
2021年8月30日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、教育の「ゆとり化」を進める中国政府が、義務教育のテスト回数制限などを盛り込んだ通知を発表したと報じた。
記事は、中国政府が7月下旬に「双減」(義務教育期の学習負担軽減、学習塾での学習負担軽減)政策を打ち出したのに続き、中国教育部が30日に義務教育学校の試験の管理に関する通知を発表し、試験の回数を大幅に削減することを求めたと紹介。小学校1、2年生はペーパーテストを行わず、3〜6年生については毎学期に期末テストのみを実施し、中学校では中間テスト、期末テストを行う一方で週間試験、月間試験、単元試験などのその他各種市意見を一律廃止することが盛り込まれていると伝えた。
また、学校の中間、期末テストの評価は4〜5段階評価とし、試験結果のランキング作成やその発表を行わずに適切な方法で子どもや保護者に伝えるほか、試験結果によるクラス分け、席替え、「レッテル貼り」などを禁止することも求められたとしている。
その上で、中国のネット上では教育部の新たな通知をめぐる議論が起きており、子どもたちの負担が軽減されると歓迎する声が見られる一方で、多くのネットユーザーが特に試験結果のランキングを作らないことに対して憂慮を示していると伝え、「試験を減らして順位もつけないとなると、保護者はわが子の成績を把握できなくなる」「お金持ちはこっそり家庭教師を雇うのに対し、貧民はわが子の成績さえ把握できなくなり、子どもたちは結局出稼ぎ労働者にならざるを得なくなる」「これはまさに西側の教育ではないのか」といった意見を紹介した。
また、試験の扱いについては小中学校ではっきりと区別すべきであり「小学校ではランキングがなくて問題ない。のびのびと学んでほしい。でも、中学に入ったらやっぱり順位付けは必要だろう」とするユーザーも見られたと伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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