Record China 2021年8月31日(火) 11時20分
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在日米軍が普天間基地に保管している汚水を下水道に放出したことをめぐり、日本が米側に抗議したことについて、中国報道官が「己の欲せざるところ人に施すなかれ」とコメントした。写真は沖縄。
在日米軍が普天間基地に保管している汚水を下水道に放出したことをめぐり、日本が米側に抗議したことについて、中国報道官が「己の欲せざるところ人に施すなかれ」とコメントした。
30日に行われた中国外交部の定例会見で、深セン衛視の記者から「沖縄の米軍が有機フッ素化合物のPFOSとPFOAが含まれた汚水を下水道に放出した。日本は米国に抗議し、放出を停止するよう米軍に求めている。これについて中国のコメントは?」との質問が出た。
これに対し、会見を担当した汪文斌(ワン・ウェンビン)報道官は「同じ汚水でも、在日米軍が放出した汚水と、自国政府が放出する(福島第一原発の)核汚染水(処理水)に対する日本の態度は明らかに違う。日本は自身の環境保護だけを重視し、世界の海洋生態環境の保護は顧みていない」と指摘した。
その上で、「己の欲せざるところ人に施すなかれ」とし、「日本には在日米軍の汚水放出に反対する権利はあるが、それ以上に国際社会、特に近隣諸国の関心に回答する責任がある。すべての利害関係国、関係機関と十分に協議し、合意に達するまでは核汚染水の放出を勝手に開始してはならない。環境保護問題での自分勝手なやり方は、最終的には自らを害するだけだ」と主張した。
中国のネットユーザーからも「よくぞ言った」「まったくその通りだ」「日本の在日米軍への抗議は理解できるが、日本は核汚染水を排出して世界の海洋環境に危害を及ぼそうとしている」「日本はダブルスタンダード」などの声が上がっている。(翻訳・編集/北田)
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