2021年8月31日、韓国・MBNは「京畿道が日本からの輸入に依存していた半導体部品を国内製造し、反対に日本への輸出に成功した」と報じた。

記事によると、ソウル近郊の京畿道は最近、素材・部品・装備支援事業の中間点検結果と長中期政策を発表した。

京畿道華城市のある半導体配管部品製造企業は10億ウォン（約9400万円）の研究費支援を受け、これまで日本と米国のみで製造されていたガスケットフィルターの製造に成功。反対に日本へ輸出することも決まったという。

京畿道は地方政府として初めて素材部品装備研究事業団を設置し、研究支援事業に3年間で300億ウォンを投入していた。また日本の輸出管理強化措置が行われる前の半導体産業の問題点を改善するため、大企業と素材・部品・装備企業間の協力体系の構築計画も推進。研究装備、施設構築費用、人材の確保にも積極的に取り組んだという。

京畿道のイム・ムンヨン未来成長政策官は「2022年までに多くの技術の国産化に成功すると予想しており、京畿道の素材・部品・装備産業における技術独立が可視化されると期待している」と話している。

また今後も公共研究インフラを強化し、大企業と中小企業が共同開発できる「半導体公共プラットフォーム」を構築していく計画だという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「韓国は本当によく頑張っている」「すごい。日本がかろうじて優位にいた製造業、自動車まで韓国は超えていける」「少しずつでも、いろいろな政策を試して成果を出していくことが大事」「こういう技術が積もり積もって韓国が技術強国になれますように」「この機会に日本を超えよう」「応援する。今この瞬間にも対日貿易赤字は拡大しているよ」など称賛や応援の声が寄せられている。

一方で「企業の努力の結果なのに、自分たちの成果のように言わないで」「政府がしてくれたことなんてほとんどない。いつも企業を苦しめるばかり」と指摘する声も上がっている。（翻訳・編集/堂本）