2014年5月15日、南方都市報によると、中国広東省茂名市産のライチ36個がこのほど中国最大のインターネット・ショッピングサイト淘宝網（タオバオ）のオークションに出品され、4万772元（約65万円）という高値で落札された。

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ライチの名産地として有名な同市の高州市根子鎮には、「貢園」という歴史あるライチ園があり、今回出品されたライチは同園にある1300年前に植えられた唐代（618〜907年）の老樹から収穫されたもの。唐代の宦官高力士が楊貴妃に献上したとされるライチは、まさに同園のものだという。

同鎮ではさまざまな品種のライチが生産されており、最も有名なものとしては「桂味（グイウェイ）」や「白糖罌（バイタンイン）」がある。販売量が最も多い品種である「妃子笑（フェイズーシャオ）」に比べ、これらの高級品種は流通コストや賞味期限の問題もあり珠江デルタ地域でしか販売していないという。

しかし今年に入り、インターネット・ショッピングサイトは高州市のライチを初めて全国規模で販売し、ネットオークションでは珍しい品種のライチも初出品された。上記のライチのほか、別の老樹11本から収穫されたライチも36個当たり2000〜2万元（約3万2000円〜32万円）の高値で落札された。（翻訳・編集/藤）