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「膝立ち傘」よりひどかった?韓国野党大統領候補の過去のハラスメント騒動が話題に

Record China    2021年9月1日(水) 20時20分

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8月31日、韓国メディアによると、野党の大統領選候補2人が姜声国法務次官のいわゆる「皇帝傘儀典」を批判したところ、過去の騒動を蒸し返される事態となっている。写真は過去に物議を醸した洪議員の写真。

2021年8月31日、韓国・マネートゥデイによると、韓国最大野党「国民の力」の大統領選出馬表明者2人が姜声国(カン・ソングク)法務次官のいわゆる「皇帝傘儀典」を批判したところ、過去のハラスメント騒動を蒸し返される事態となっている。

姜法務次官は27日に屋外での会見中、背後で膝立ちをする法務部職員に傘を差させている様子がカメラに捉えられ、「皇帝傘儀典」だと物議を醸した。

記事によると、洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員は28日、自身のフェイスブックに「皇帝傘儀典」の写真を掲載し、「文在寅(ムン・ジェイン)政権の5年間が評価できる象徴的な場面だ」と批判。さらに自身が母親と一緒に傘に入る写真を載せ、「国民は雨の日にこうして仕えるものだ」とした。しかし、洪議員は「自由韓国党」の代表を務めていた2017年7月、清州(チョンジュ)の水害現場を訪問した時の様子が「皇帝長靴儀典」だと指摘されていた。当時、洪議員は現場で長靴を脱ぎ履きしたが、自身は何もせず立ったままで、スーツ姿の関係者が準備を整え腰をかがめて長靴を履かせるような形だったという。当時、こうした場面を捉えた写真が物議を醸したが、洪議員は「滑らないように横にいた人が支えてくれた」と釈明したという。

黄教安(ファン・ギョアン)元首相も、28日にフェイスブックで「皇帝傘儀典」について「北朝鮮か?。目を疑った」「21世紀、自由大韓民国でありえないこと」と強く批判した。しかし、黄元首相自身も「儀典」批判を受けたことが一度や二度ではないという。首相在任中の16年、ソウル駅のプラットフォームまで官用車が進入し儀典を行なった上、警備チームが一般市民のプラットフォーム利用を阻止したという出来事があり、「ソウル駅過剰儀典」として非難された。15年に高齢者福祉施設を訪問した際も、黄元首相がエレベーターを使うため、施設を利用する高齢者たちには階段を使わせたことが「過剰儀典」だと非難されたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「この2人の件はすごく話題になったよね。覚えてるよ」「自分の顔に唾を吐いたな」「自分の時はよくても、他人がやればパワハラだと批判するのか」「洪準杓が元祖じゃないか」など批判の声が殺到している。また、姜法務次官の件についても「皇帝傘儀典のファクトは、記者たちがそう仕向けたということ。記者も『国民の力』も良心がないのか」「一番悪いのは記者だ」「姜官の件は虚偽、歪曲(わいきょく)報道だ」との批判が多く寄せられている。

一方で、「長靴を脱ぎ履きしてコケたら恥ずかしいから手伝ってもらっただけなのに、『皇帝』とまで非難されるのか」「政治家の精神状態なんて与党も野党も同じだ」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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