2021年8月31日、台湾メディアの東森新聞は、台湾鉄路の女性車掌が動画アプリで公開したダンス動画が大きな注目を集める一方で、一部から批判を受けて本人が謝罪する事態になったと報じた。

記事によると、動画投稿アプリTikTokにこのほど、台湾鉄路の制服を着た若い女性車掌が列車内で「検札ダンス」を踊る動画が投稿された。動画は白いシャツに濃紺のパンツ、車掌帽を身に着けた女性車掌が音楽に合わせて腰を振りながらダンスをし、最後には検札スタンプを押した乗車券をカメラに向かって差し出すポーズで終わる。10秒の短い動画ながらも26万人が視聴したという。

記事によると、動画を見たネットユーザーの反応は称賛と批判の真っ二つに分かれており、「仕事をしている場でダンス動画を撮影するのはちょっとやりすぎ」といった批判がある一方で、「勤務時間外なら問題ないだろう。車両内に乗客はいないみたいだし、ちゃんと乗車券を購入しましょうという教育的な効果もある」との声も見られたとのこと。

動画に大きな反響があったことを知った女性車掌はSNS上で「まさかこんなにバズるとは思わなかった」とし、ダンス動画を掲載した動機について「はい、ちゃんと乗車券を買ってね！買わないと私が検札しちゃうわよ！」とユーモラスに伝えたかったと語り、動画は勤務時間外に撮影したものだと説明した。一方で、「制服を着てダンスしたことで、多くの人に仕事をサボっていると誤解されてしまうとは思わなかった」と述べ、自身の行動により不快感を与えてしまったことに対し謝罪した。（翻訳・編集/川尻）