2021年9月1日、韓国・JTBCによると、新型コロナウイルスワクチン接種後に女性が不正出血を起こす事例が相次いでおり、韓国大統領府にこれを副反応の申告項目に追加するよう求める国民請願が寄せられた。

記事によると、韓国大統領の国民請願掲示板に先月31日、「女性の不正出血をコロナワクチンの副反応として申告できるようにしてください」と題する請願が寄せられた。請願は「ワクチン接種後に生理以外で出血が発生する事例が頻発している」とした上で、「女性にとって不正出血は最も恐ろしいことなのに、病院に行っても避妊薬を処方されるかタイレノールの服用を勧められるだけ。副反応として認められるどころか、申告対象にすらなっていない」ともどかしさをあらわにしている。

また「インターネットで検索してもワクチン接種後の不正出血を訴える女性が多いのに、関連性について研究もせず、申告すらできない症状だというのは理解できない」とし、「研究のためにもワクチン接種後の異常症状としてせめて申告させてほしい」と訴えている。

実際にネット上には「1回目のワクチン接種から2週間後に不正出血が始まり、12日間続いた」との声や、反対に「1回目のワクチン接種から50日以上生理がなくて心配だ」との声も寄せられているという。

これを見た韓国のネットユーザーからも「私も3週間生理が続いた。2回目の接種が怖い」と訴える声や、「私も不正出血がひどかったけど、まさかワクチンの副反応だとは思わなかった」「血管に影響を及ぼすのは確かだよね」「特に妊婦は接種を慎重に検討したほうがいい」と不安がる声が上がっている。

また「こんな状況で政府は妊婦にもワクチン接種を勧めるているの？。あまりに無責任」「（申告項目への追加は）難しいだろうな。ワクチン接種後に死亡しても関連性を認めてくれないのだから」「『国が責任をとるから安心して接種を』と言う政府、いつも口だけ」「不正出血は深刻な問題だ。なのに副作用として認めないなんてあり得ない」など政府への批判的な声も数多く見られた。（翻訳・編集/堂本）