夏休みシーズンの興行収入は1257億円、コロナとの闘い「中国医生」に台湾映画も健闘

anomado    2021年9月4日(土) 0時20分

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夏休み期間(6月1日~8月31日)の中国映画市場の興行収入は73億7800万元(約1257億円)に達し、コロナ禍で打撃を受けた昨年の36億1600万元(約616億円)と比べ、大きく数字を伸ばしている。

今年、夏休み期間(6月1日~8月31日)の中国映画市場の興行収入は73億7800万元(約1257億円)に達し、コロナ禍で打撃を受けた昨年の36億1600万元(約616億円)と比べ、大きく数字を伸ばしている。

中国の映画情報サイト・猫眼電影が1日に発表したデータによると、今年の夏休み期間に興収ランキング1位となったのは、新型コロナウイルスによる感染症拡大との闘いを描くアンドリュー・ラウ(劉偉強)監督の「中国医生」だった。俳優チャン・ハンユー(張涵予)が主演し、興行収入は13億2000万元(約225億円)となっている。

2位はドニー・イェン(甄子丹)、ニコラス・ツェー(謝霆鋒)が主演し、昨年8月に上咽頭がんのため他界したベニー・チャン(陳木勝)監督の遺作となった「怒火」。こちらは興行収入が10億8000万元(約184億円)となった。

今夏、日本で吹き替え版の公開も話題となった「白蛇:縁起」の続編で、アニメ映画「白蛇2:青蛇劫起」が3位に入っており、興行収入は5億6000万元(約95億円)に。また、台湾映画も健闘を見せ、ロイ・チウ(邱澤)主演の「当男人恋愛時」が異例のヒットを飛ばし、2億6000万元(約44億円)で6位に登場。米映画の人気シリーズ最新作「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」を上回る人気を示した。

中国では昨年、コロナ禍の影響で上半期は映画館が全面閉鎖され、7月末にやっと再開されている。今年の夏休み期間の興行収入は、打撃を受けた前年の数字と比べて2倍の73億7800万元となったが、2019年の同期には177億7800万元(約3028億円)だったことから、回復にはまだ遠い状況となっている。(Mathilda

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