Record China 2021年9月5日(日) 9時0分
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「運ぶのが遅い」という理由で救急隊員の顔を殴った60代の男性が緊急逮捕され、検察に送致された。写真は実際の映像の一部。
「運ぶのが遅い」という理由で救急隊員の顔を殴った60代の男が、検察に送致された。9月1日、韓国・世界日報が報じた。
記事によると、7月19日、韓国・議政府消防署の救急隊は「具合の悪そうな男性が道端で寝ている」という住民の通報を受けて出動。泥酔していた60代の男に応急処置を行い病院へ移送したが、その過程で救急隊員は「運ぶのが遅い」との理由で暴言を吐かれ、顔を数回殴られた。男は病院に到着後、診察も受けずにそのまま姿を消したという。
事件の報告を受け、京畿道北部消防災難本部・消防司法チームに所属する特別司法警察官は聞き込みを開始し、7月27日に議政府内の病院にいた男を発見して緊急逮捕した。そして被害者・目撃者の証言や証拠資料などを基に捜査を進め、9月1日に議政府地検へ男の身柄を送致したとのこと。
イム・ウォンソプ京畿北部消防災難本部長は「今後も救急隊員への暴行など、消防活動を妨害する事件が起きた場合は、毅然たる対応方式に従う」とし、「今回の緊急逮捕と強制捜査の案件も共有し、救急隊員に対する暴行事件の根絶を目指す」と語っている。
消防庁によると、18年から20年までの3年間に韓国全土で発生した救急隊員暴行事件は614件に達しており、21年も6月末までに111件発生しているとのこと。救助・救急活動を行う消隊員の活動を妨害した場合、5年以下の懲役または5000万ウォン(約474万円)以下の罰金が課せられるという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「自分を助けてくれる救急隊員に暴力を振るうなんて、救う価値もない人間。本当に情けない」「60代にもなって、自分の子どもほどの年の救急隊員に何をしてるの?」「移送された病院も迷惑。泥酔している人を通報するのはやめよう」「こういう人間は無期懲役にすべき。社会にとって何の役にも立たない」「こういう記事を見る度に腹が立つ。われわれの社会にいなくてはならない人たちなのだから、厳罰化して救急隊員を守ってほしい」など、怒りの声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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