猫カフェが「地獄」と化す―中国四川省

Record China    2021年9月6日(月) 20時20分

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4日、米華字メディア・多維新聞は、四川省にある猫カフェが半月の間放置され、猫にとって地獄のような環境になるトラブルが発生したと報じた。

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2021年9月4日、米華字メディア・多維新聞は、四川省にある猫カフェが半月の間放置され、猫にとって地獄のような環境になるトラブルが発生したと報じた。

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記事によると、現地の動物保護団体が18日、あるバー店主から「隣の猫カフェがもう半月の間管理人不在で放置されていて、中でハエが飛び交っていて、猫が1匹死んでいる」との連絡を受けた。団体のスタッフが警察官の立ち会いのもとで現地を訪れたところ、入口に立った時点ですでに悪臭が立ち込めていた。中に入ってみると食べ物にはカビが生え、トイレ砂にはふん便が山盛りとなるなど非常に劣悪な環境になっていた。この状況で大部分の猫は目や鼻、口などに炎症を起こしており、生後1カ月に満たないと見られる猫1匹が死んでいるのが見つかったという。

現場を見た団体のスタッフは「本来猫にとって天国であるはずの猫カフェが、まるで地獄のようになっていた。助けたいのだが、今の法律では猫は私有財産に属するため、持ち主から購入しなければ救い出せない」と語っている。

その後、カフェの管理人と連絡がついたようだが、管理人は「高齢の家族が不治の病を患い、実家に戻って看病していた。その後、家族から実家に残って看病してほしいと言われていた。猫カフェがそんな事になっているとは全く知らなかった」と話したという。

管理人との協議により愛護団体が許可を得て、病気にかかっていた数十匹の猫を連れ帰って治療を行った。幼い猫3匹が不幸にも亡くなったものの残りの猫たちの病状は安定しており、健康が回復するのを待って里子に出されるという。(翻訳・編集/川尻

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