ドイツの「隠れたチャンピオン企業」、6割が中国に生産ライン―独メディア

Record China    2021年9月7日(火) 9時20分

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5日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツの「隠れたチャンピオン企業」が中国での試練を迎えていると報じた。

2021年9月5日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、ドイツの「隠れたチャンピオン企業」が中国での試練を迎えていると報じた。

記事は、世界を代表する工業大国・ドイツ企業の99%は中小企業であり、その中にはある分野の世界市場ランキングトップ3に君臨しながらその知名度が低いという「隠れたチャンピオン企業」がたくさん存在すると紹介。これらの企業は歴史的に見て高いイノベーション能力を持っており、従業員1000人当たりの特許取得数が31件と、大企業の平均6件を大きく上回っているとした。

そして、ドイツの「隠れたチャンピオン企業」は早々に国際化を実現しており、利益の80%は海外市場から獲得していると説明するとともに、これらの企業の60%が中国での生産を実施し、その数は2000社を超えると伝えた。

一方、世界の工場と称される中国で今年6月、政府が「2025年までに各重点分野で優れた技術を持つ10000社の『小巨人』、1000社の業界リーディングカンパニーを育てる」とする指導意見を発表するなど、これまで先進国の後塵(こうじん)を拝してきた状況からの「追い抜き」に本格的に乗り出したと紹介した。

そして、中国による「追い抜き」では時としてドイツの「隠れたチャンピオン企業」を買収するという手段も講じられると指摘。2014〜20年までに中国に買収された300のドイツ企業の一部には、「隠れたチャンピオン企業」も含まれていたという専門家の分析を伝えている。(翻訳・編集/川尻

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