「黒歴史が多すぎる!」=中国紙が「首相になっても靖国参拝」の高市早苗氏を痛烈批判

Record China    2021年9月8日(水) 7時20分

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6日、環球時報は、自民党総裁選への立候補に意欲を示している高市早苗元総務省の経歴に触れ、警戒感をあらわにする記事を掲載した。写真は靖国神社。

2021年9月6日、中国紙・環球時報は「黒歴史が多すぎる!」と題する記事を掲載。自民党総裁選への立候補に意欲を示している高市早苗元総務省の経歴に触れ、警戒感をあらわにする記事を掲載した。

記事は、菅義偉首相が不出馬を表明した自民党総裁選で、安倍晋三前首相が高市氏を支援するとの情報が流れており、高市氏が勝利し、直後の衆院選で自民党が政権を保てば、日本で初めての女性首相が誕生することになると伝えた。

その上で、すでに出馬を表明した、あるいは出馬が有力視されている人物の中で、高市氏が最も「極端な思想」を持っているとし、南京事件慰安婦問題を否定し、対中戦争を「自衛の戦争」と称しているほか、自衛隊を国防軍にすべきと主張していると紹介。さらに、首相就任後も靖国神社参拝を続けると発言し、過去にも「村山談話」「河野談話」を公然と否定、批判してきたとしている。

そして、高市氏による日本史上初の女性首相誕生の可能性について、南開大学日本研究院の張玉来(ジャン・ユーライ)教授が「高市氏は派閥による支持がなく、自民党幹部や閣僚の経験はあるものの訴求力を持つ実績がないばかりかその手腕には疑問の声も多い。学歴、政治資金、家系のバックグラウンドといった面でも不足している」とし、選挙戦で苦戦が予想されるとの見方を示したことを伝えた。

また、黒龍江省社会科学院東北アジア研究所の笪志剛(ダー・ジーガン)所長が現時点での次期総裁最有力者は岸田文雄氏で、河野太郎氏が2番目、高市氏は3番目との認識を示す一方で、高市氏が政治信条上で師匠と仰ぐ安倍前首相が全力で支持に回れば岸田氏の優位をあっという間に崩し、河野氏と激しい闘いを展開する強力な候補者に躍り出る可能性があると予測したことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

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