Record China 2021年9月7日(火) 15時50分
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中国IT大手アリババグループの女性社員が当時の上司と取引先の従業員から性的暴行を受けたと訴えていた事件で、山東省済南市槐蔭区の検察当局は元上司について、犯罪が成立しないとして逮捕を認めない決定をした。
中国IT大手アリババグループの女性社員が、出張先のホテルで当時上司だった男性と取引先の従業員の男性から性的暴行を受けたと訴えていた事件で、山東省済南市槐蔭区の検察当局は6日、強制わいせつの容疑で同区の警察当局が逮捕を申請していた元上司について、犯罪が成立しないとして、逮捕を認めない決定をした。警察当局は、この決定を受けて、元上司に対する捜査を終了し、治安管理処罰法に基づき15日間の治安拘留処分とすると発表した。中国のニュースサイトの観察者網が報じた。
報道によると、女性従業員は出張先の済南市内のホテルで、当時上司だった男性と取引先であるスーパーマーケットチェーン、済南華聯超市の従業員の男性から性的暴行を受けたと主張。この問題がSNS上で拡散すると、アリババは女性が訴えた上司を解雇。済南華聯超市も関与した従業員を免職処分にした。
済南市槐蔭区の検察当局は8月25日の声明で、強制わいせつの容疑で済南華聯超市の元従業員の逮捕を認めたことを明らかにし、アリババの元上司については審査中としていた。(翻訳・編集/柳川)
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