Record China 2021年9月11日(土) 17時20分
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中国のニュースサイト・観察者網に8日、「韓国ドラマに中国要素で、なんと20万人が大統領府に請願:韓国人はなぜ尊大で敏感なのか」と題する記事が掲載された。
記事はまず、今年放送2回で打ち切りとなった韓国SBSのドラマ「朝鮮駆魔師」に言及した。同作は初回の放送で「月餅」や「皮蛋(ピータン)」、「餃子」などが登場し、視聴者から中国要素が多すぎると不満の声が殺到。スポンサー企業の不買運動呼びかけにまで発展した。
そして、第2話放送直後には大統領府ウェブサイトの国民請願のページに放送中止を求める請願が登場し、あっという間に20万人を突破。SBSは謝罪に追い込まれ、ドラマは放送打ち切りとなった。
記事は、韓国の専門家から「(韓国の)過激な愛国主義が災いした」との見方が出ていると説明した上で、「韓国と中国に文化的な深いつながりがあることを認めたがらない韓国人がいる。中には、韓国文化が中国に伝わったと信じている人もいる」とし、背景には韓国の発展の歴史があるようだと指摘した。
そして、「歴史的に韓国は中国との関係が深く、朝鮮王朝はあらゆる面で明朝をコピーした」「両者は宗藩関係を築いており、朝鮮は文字から書、衣服、飲食、官職まで、あらゆる中国文化を吸収し参考にしていた」「日本に占領された後、愛国青年らは独立運動の拠点を中国に求めた。その後、朝鮮戦争で北朝鮮と韓国に分断された」などと説明し、「韓国ひいては朝鮮半島全体が、中国、日本、米国、ロシアといった大国の中で絶えず立ち回ってきた。このことが韓国人の敏感な性格にもつながっている」と分析した。
また、「中国には金持ちになると顔が変わるという言葉があるが、これは韓国に当てはまるかもしれない」とも指摘した。「朝鮮戦争から韓国経済はずっと不景気だった。ただでさえ物資に乏しく、飢えた韓国人には白米にキムチがあればもう十分に立派な食事だった」とする一方、70年代の終わりごろに変化が起き、韓国経済は高度成長を遂げたとし、「GDPが大きく成長しただけでなく、ハイテクから自動車、造船、鉄鋼まで世界的な水準を有するようになった」「エンタメ業界においても優れた映画やドラマを制作し、世界で韓流ブームを巻き起こした」と説明した。
しかし記事は、どれほど発展しようと「歴史文化的には韓国は『中国の次』でしかない」と主張。「今や経済など多くの分野で中国が韓国を追い抜いており、急速に成長する中国に対して韓国人は適応できていない。だからこそ『朝鮮駆魔師』が放送中止に追い込まれるという、泣くに泣けず笑うに笑えないことが起きるのだ」と論じた。そして、「自信とは卑屈にならず、泰然自若としていることだ。この点を韓国人がまだ学んでいないことは明らかである」とした。(翻訳・編集/北田)
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