Record China 2021年9月8日(水) 19時20分
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南北関係がこう着状態を続ける中、韓国統一部はバーチャルリアリティーで北朝鮮観光ができる施設を導入することを決めた。写真は北朝鮮。
南北関係がこう着状態を続ける中、韓国統一部はバーチャルリアリティー(VR)で北朝鮮観光ができる施設を導入することを決めた。8日、韓国メディア・ソウル経済が伝えた。
記事によると、統一部は8日、ソウル市江西区の麻谷洞南北統合文化センターの6階に、「統一時代の自動車VR」と題するコンテンツの体験施設を導入すると発表した。総事業費は8400万ウォン(約794万円)で、10月22日までにオープンさせる予定だという。
「統一時代の自動車VR」は、自動車の模型に乗り、VRを利用して5分ほどで北朝鮮の平壌、金剛山、開城などの主要観光地区を車で旅する仮想体験ができるコンテンツとのこと。若年層の好みを反映し、最先端のコンテンツやマルチプレー機能の導入も予定しているという。
VR施設が設置される南北統合文化センターは、脱北者と一般住民のコミュニケーションを促進するために政府が238億ウォン(約22億5087万円)を費やして建設した建物で、20年5月に開館した。統一部の関係者は、「北朝鮮に直接行けない状況なので、若者に間接的な経験だけでも提供しようという意図」と説明している。
北朝鮮観光再開の重要性をこれまでに何度も強調してきた李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は、2日にもウラジオストクでオンライン開催された第6回東方経済フォーラムで、「コロナ禍が終息したら南北の離散家族を対象に金剛山訪問を推進し、観光を再開させたい」とし、「朝鮮半島の東側に観光特区を作れるまで南北関係を改善させ、韓国・北朝鮮・ロシア観光にまで拡大・発展させていきたい」と語っていた。
しかしこの記事を見た韓国のネットユーザーからは、「国民の血税を無駄にする天才だ。なぜ若者が北朝鮮を間接体験しなければいけないの?」「韓国国民の税金で北朝鮮の宣伝を?」「まずはイ長官の息子を北朝鮮に留学させればいい。国が学費も出してくれるよ」「これはあり得ない。長官個人の考えを国民に押し付けないで」「ここまで来たら反逆罪で処罰してもいいのでは?」「本当に北朝鮮の実情が反映された映像?」「北朝鮮は許可したのかな。いくら渡したんだろう」など、批判の声が殺到している。(翻訳・編集/丸山)
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