中国共産党政治局常務委員でもある韓正国務院副総理は7日、北京で中国を訪問中の国連気候変動グラスゴー会議（COP26）のシャルマ議長とオンラインで会談しました。

韓副総理は、「気候変動には全世界が心を一つにし、手を携えて対応しなければならない。『国連気候変動枠組条約』第26回締約国会議（COP26）が断固として多国間主義を擁護し、多国間ルールを尊重し、気候変動対策を推進するという強力な政治的シグナルを発信するよう期待する。また、各国が目標を具体的な政策と行動に移すよう積極的に提唱し、『パリ協定』の実施細則についての協議を妥結させ、グローバルな気候ガバナンスが公開、透明、広範囲の参加、締約国による主導、協議の一致という正しいレールの上を進み続けることを保障するよう期待する。中国は『生物多様性条約』第15回締約国会議の議長国として、イギリスと共に、二つの会議の成功を推進したい」と述べました。

シャルマ議長は、「イギリスは、中国が気候変動に対応するために払った大きな努力を称賛する。中国と気候変動に取り組むためのファイナンス、エネルギー、排出権取引などの分野での交流と協力を拡大したい。また、対話と協調を強化し、会議が前向きな成果を出せるよう努力したい」と語りました。（提供/CRI）