「シャン・チー」主演のシム・リウが中国を侮辱?過去の動画に批判と擁護の声

anomado    2021年9月9日(木) 23時20分

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「シャン・チー/テン・リングスの伝説」に主演する中国系カナダ人俳優のシム・リウが、過去に中国を侮辱する発言をしたとネットで話題に。インタビューを見た人がさまざまな意見を投稿している。

マーベル・スタジオ最新作「シャン・チー/テン・リングスの伝説」に主演する中国系カナダ人俳優のシム・リウ(劉思慕)が、過去に中国を侮辱する発言をしたとネットで話題に。インタビューを見た人がさまざまな意見を投稿している。

中国・黒竜江省出身で32歳のシム・リウは、5歳の時に家族でカナダに移住している。このほど、カナダ建国150周年の2017年に行われたインタビューで、シム・リウが移民のいきさつを語った動画が中国版ツイッター・新浪微博(ウェイボー)で拡散され、話題になっている。

インタビューでシム・リウは、「私が子供の頃、共産主義の中で育った両親から、多くの人が餓死したと聞かされた」「両親は別の世界で生きたいと思い、カナダは自由自在に生活でき、子供にも美しい未来を与えられる国だと考えた」と、カナダへの移民について語っている。

このインタビューがウェイボーで注目を集め、中国を侮辱しておとしめる発言だと怒りの声が。また一部では、1950年代末から60年代にかけて大飢饉時代が発生し、80~90年代にはより発展した国に希望を求めての移民が多かったことから、「事実を語っているだけで故意に侮辱する意図はない」「ただの家族の物語だ」などと擁護の声も上がっている。

「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は日米はじめ香港や台湾でも公開中で、米国では予想を上回る好成績が話題になっている。公開後、最初の週末で興行収入は7140万ドル(約79億円)となり、上映作の人気ランキング1位に。6日の「レイバー・デー(労働者の日)」の興行収入は1890万ドル(約20億8400万円)で、12年に「アベンジャーズ」が記録した1889万ドル(20億8200万円)の最高記録を塗り替えている。(Mathilda

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