Record China 2021年9月19日(日) 9時20分
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12日、韓国メディア・韓国経済は「新型コロナウイルスの影響で、この冬はダウンジャケットが供給不足の危機にある」と伝えた。写真は冬のソウル。
2021年9月12日、韓国メディア・韓国経済は「新型コロナウイルスの影響で、この冬はダウンジャケットが供給不足の危機にある」と伝えた。
記事によると、韓国の有名アウトドアブランドでは先月の売上高が前年同月比で軒並み下落を記録している。ベトナム工場のシャットダウンが長期化し、秋冬商品の発売が約1カ月遅れていることの影響が大きいという。
韓国企業はOEM(相手先ブランド製造)の形でベトナムの業者と契約を結び生産しており、昨年は3兆6200億ウォン(約3390億円)の衣料品をベトナムから輸入したという。ベトナムへの依存度は米国、日本に次いで3番目に高い。しかしベトナムでは今月9日現在、1日の感染者が1万2680人に達している状況で、感染者の多いホーチミン市にある工場は全て操業を停止しているという。
ファッション業界では、当座の生産工場変更に追われているという。ある関係者は「通常、秋物は3~5月に生産し9月から販売するが、今ようやく韓国内に(製品が)入ってきた状態」だと話している。特に、「韓国国民の制服」とも呼ばれるほど冬の必須アイテムとなっている「ダウンジャケット」が売上高の絶対的割合を占めるアウトドアブランドは危機的状況で「秋冬商品が年間売上高の7割を占めることを考えると、まさに絶体絶命」だとの声も上がっている。
ベトナム以外の国の工場に生産地を移したブランドもあるものの、追い付いていないという。ある企業の関係者は「秋物は何とかなったが、このままコロナの状況が深刻化すれば、冬物にも影響は出るだろう。インドネシアにも生産工場はあるが、退職する社員も出てきているほど、事態は深刻だ」と話しているという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「みんなダウンジャケットの1着くらい持ってるんじゃないの?。毎年、新しいのを買う人なんている?」「去年の物を着ればいいだけ」「もともとダウンを買うつもりなんてないけど」「今年は生産しなくていいんじゃない?。倉庫にある在庫を売りなよ」「在庫はたくさんあるだろうに、何が危機なのか」「コロナのせいで外出も減ったし、去年の物を着て過ごすよ」など冷ややかな声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
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