中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報（電子版）は14日、「インドは今年、少なくとも11カ国と二国間軍事演習を実施する。空前の数になる」とし、「インドメディアは中国に向けたシグナルと分析している」と報じた。

記事によると、ロシアで現在行われている多国間軍事演習にインド軍は200人を派遣している。インド軍は先頃、ロシア、カザフスタンとそれぞれ、軍事演習を終えたばかりだ。来月には日米豪印の「クアッド」と英国との間でベンガル湾で行われる演習に参加する。インド陸軍は9～11月にネパール、スリランカ、英国、米国、フランスとそれぞれ軍事演習を行う。インド海軍は今年これまでに、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイと軍事演習を行った。オーストラリアは最近、米軍との合同軍事演習「タリスマン・セーバー」にインドを招待したと報じられている。インド紙のエコノミック・タイムズは、「これら軍事演習の多くが中国に向けたシグナルだ」と報じている。（翻訳・編集/柳川）