Record China 2021年9月17日(金) 0時0分
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中国メディアの封面新聞は14日、中国の多くの大学が未婚の学生の性行為に処分規定を設けていると報じた。
記事によると、中国では最近、大連理工大学の院生の学生手帳に記されている「学習期間に発生した未婚者の性行為に『過失としての記録』以上の処分を下す」との一文が物議を醸した。記者が確認したところ、浙江大学、復旦大学、華中師範大学などにも同様の規定があるという。
記事はまた、2003年に重慶市のある大学が学校で腹痛を訴えて妊娠が分かった女子学生と同じ大学の男子学生を除籍処分にした件にも言及。その上で「時代の流れとともにこうした規定にも変化が見られる」とし、大連理工大学の規定も以前の文言に比べシンプルになっている点を挙げた他、重慶の大学も17年に、「不正当な性行為で劣悪な影響を引き起こした者には『過失としての記録』以上の処分を下す」と簡素化していると伝えた。
この件をめぐって性の問題に詳しい彭暁輝(ポン・シャオフイ)氏は「いかなる法律も未婚の成人の性行為を禁止していないが、慣例において学校の道徳や規律に対する要求は他の社会組織に比べて厳しい。性行為は成人した未婚学生の権利と私的な事柄であり、負の結果をもたらさない状況下で一般的に学校が自発的に介入することはない」と説明する一方、「学校がこうした規定を設けるのは関連するマイナスの出来事に対応するためだ。学生が恋愛し、親密な行為があるのは理解できる。だが、負の影響、悪い結果が発生した場合、学校はこれを根拠に処理することができる」と指摘。さらに「社会の影響と学校の規律という角度から考えるとこのような規定には合理的な考えがあり、正否を簡単に判断することはできない。民間は校則を制定する大学の自主性を尊重し、学校と学生は相手の身になってその権益を考えてほしい」などと述べ、「学校が自ら校則を制定する権利を尊重するだけでなく、学生が自主的に選択する権益も尊重してほしい」と社会に呼び掛けた。
彭氏はまた、大学が規定の見直しを行ってきたことを「学生に対する包容度が増している」と評価。この話題は中国のSNSでも注目を集めており、あるネットユーザーは「学校の規定を支持するが、学生が入学する前に告知すべきだ。受け入れられない学生は入学しなければいい。成年の性行為は個人の権限。ただ、学校の学習環境を保障することは学校の権限であり義務だ」との意見を寄せている。(翻訳・編集/野谷)
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