“脱ブロマンス”成功か?ドラマ「張公案」がタイトル変更、話数も減らして待機作品に

anomado    2021年9月16日(木) 11時50分

拡大

中国の俳優ジン・ボーランとソン・ウェイロンのサスペンス時代劇「張公案」がタイトルを変更し、話数も縮小して調整され、配信待機作品のリストに登場している。

中国の俳優ジン・ボーラン(井柏然)とソン・ウェイロン(宋威龍)のサスペンス時代劇「張公案」がタイトルを変更し、話数も縮小して調整され、配信待機作品のリストに登場している。

今年8月に重点的に調整が行われた最新ドラマについて、国家広播電視総局に承認されて、配信待機中であることを示す上線備案ナンバーを取得した作品の一覧が公開され明らかになったもの。2019年の「陳情令」をきっかけに、人気が沸騰したブロマンスドラマの最新作として注目を浴びていた「張公案」が「君子盟」とタイトルを変え、もともとの30話から29話へと内容を縮小したことが分かった。

中国では先月以来、芸能界への管理統制が厳格化されるとともに、中国共産党の機関紙がBL(ボーイズラブ)やブロマンスの弊害を指摘する記事を掲載したことで、このジャンルが封殺対象になりそうだと注目の的になり、複数の新作ブロマンスについて、年内に承認を得るのは不可能とも報じられていた。ニュースサイト大手・捜狐(SOHU)によると、「張公案」は男性同士の親密な描写を全て削除したことで、話数は減ったものの審査を通過したという。

「張公案」は同名小説を実写化した作品だが、原作者の大風刮過は今年6月、ブロマンスとして盛り上がる実写化ドラマに対し、「私が執筆したのは恋愛小説ではなくサスペンス」と主張。これに対してネットでは、「ファンの幻想を壊すな」と原作者を批判する声も上がっていた。しかし、この原作者の主張も功を奏したのか配信に向けて動き出したことで、捜狐では「ファンは大風刮過氏に感謝しているだろう」とも報じている。

現在、最も期待されるブロマンス新作はレオ・ロー羅雲熙)とチェン・フェイユー(陳飛宇)主演の「皓衣行」で、もともとは今年4月に配信予定だったが延期された。「皓衣行」は「張公案」と違ってブロマンス要素が多すぎるため、問題のある箇所を削除して調整するのは不可能とも指摘されている。(Mathilda

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携