Record China 2021年9月24日(金) 19時20分
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台湾メディアが福島県産の食品を「食べたい」と投稿したことについて、中国メディアの観察者網は「媚日が新たな高みへ!」と皮肉交じりに報じた。
台湾メディアの自由時報がSNSに福島県産の食品を「食べたい」と投稿したことについて、中国メディアの観察者網は自由時報を「民進党寄りのメディア」とした上で、「媚日(日本に媚びる)が新たな高みへ!」と皮肉交じりに報じた。
自由時報は23日、台湾が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への加盟を申請したことと関連して、フェイスブックアカウントで「あなたは福島の食品を食べたいと思いますか?」と書かれたリンゴのイラストの画像を投稿。コメント欄では「私(自由時報の投稿者)はとても食べたいと思う。もし誰かが箱ごと送ってきても歓迎する。先にありがとうと言っておこう」とつづり、“FEED ME”(食べさせて)と書かれた画像を添付した。
自由時報はコメントの中でいくつかの記事のリンクを貼っており、中には台湾行政院(内閣)の鄧振中政務委員が「福島の食品は核食品(放射能汚染食品)ではない」と発言したとの記事もあった。
この投稿に対して、ネットユーザーからは「食べるよ。なぜ食べられないの?」「食べたい。福島に遊びに行ったこともある。あの数日は現地のものを食べた」「ブラックな食品は子どものころから食べてきた。福島の食品を食べられない理由はない」「食べますよ。福島は素晴らしい場所です」「福島に行った時は何でも食べていた。なぜ台湾に戻ったら食べられないというのか?」「国際基準をクリアして検査もパスしているなら輸入すべき。世界のほとんどの国が輸入している」「検査に合格さえしていれば食べない道理はない。それに、市民が選ばなければ市場で淘汰される。誰も必ず買えとは言っていないだろう」などのコメントが寄せられた。
一方、観察者網の記事はこうしたコメントについて「やはり『ファン』は『アイドル』に同調するものだ」とチクリ。ある台湾メディアが「被災地食品の輸入解禁を条件に、日本と民進党政権が何らかの取引をするのではないか」と報じたことを紹介した上で、台湾のネット上では「放射能による汚染は数十年にわたって続く。福島で汚染を免れるものが何かあるというのか」「(当局は)原発処理水も飲める、という論理だろう?」「そんなに自信があるのなら解禁すればいい。私個人は今この時から日本製品は拒否だ」などの声が依然として多く出ている、と伝えている。(翻訳・編集/北田)
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