人民網日本語版 2021年9月27日(月) 18時50分
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「生物多様性条約」第15回締約国会議の第一段階が10月11日から15日までの5日間、雲南省昆明市で開催される。写真は昆明市。
「生物多様性条約」第15回締約国会議(COP15)の第一段階が10月11日から15日までの5日間、雲南省昆明市で開催されるのを前に、中国生態環境部は23日、記者会見を開き、会議準備状況に関して説明した。新華社が伝えた。
生態環境部自然生態保護司の崔書紅(ツイ・シュウホン)司長によると、COP15では生物多様性保護に関する方面で、世界の経験を総括するほか、今後10年の世界の生物多様性におけるガバナンスの青写真を描くという一里塚となる会議となる見通しだ。
第二段階は2022年上半期に同じく昆明で開催される予定。第一段階はオフラインとオンラインを組み合わせた形で開催され、第二段階はオフラインで開催される計画だ。第一段階では、「ポスト2020生物多様性枠組み」以外の各種事項の議論が行われる。同枠組みについては第二段階で議論、採択などが行われる。
崔司長によると、第一段階には、開幕式、閉幕式、ハイレベル会合、生態文明フォーラムなどが含まれる。ハイレベル会合では、「生態文明に邁進し、地球の生命共同体を共に構築する」という「昆明宣言」が発表され、各国に対して行動を起こし、地球の生命共同体を共に構築するという呼びかけに応じ、生物の多様性が失われている状況に歯止めをかけ、人類の福祉を増大させ、持続可能な発展を実現するよう呼びかける計画だ。
雲南省生態環境庁の王天喜(ワン・ティエンシー)副庁長は記者会見で、「会議の準備はほぼ完了している。COP15では、二酸化炭素吸収源となる林の新設などを通して、今回の会議で発生する温室ガスを相殺したい考え」であることを明かした。
崔司長によると、「ポスト2020生物多様性枠組み」はCOP15の重要なシンボル的成果で、今後10年、ひいてはさらに遠い将来の世界の生物多様性ガバナンスの計画を策定している。国際社会は、「枠組み」に高い期待を寄せており、壮大な保護目標実現のために意見を寄せている。
崔司長は、「今後10年の世界の生物多様性保護の青写真を描く際、客観的な要素の影響を考えなければならない。そして、『愛知目標』実現に向けた行動の経験、教訓を参考して、枠組みの目標が壮大であると同時に、達成可能なものであるようにしなければならない。また、実行と保障のメカニズムを整備、特に、発展途上国に対する資金、技術、人材などの面のサポートを強化し、一層公平かつ合理的で、各自ができる限りのことをするポスト2020世界生物多様性ガバナンス体系を推進し、世界の生物の多様性が加速して失われている現状を好転させなければならない」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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