Record China 2021年9月28日(火) 9時20分
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26日、環球時報は、中国にとってロシアが「AUKUS」に対抗する上での強力な後ろ盾になる可能性があるとする、ロシアメディアによる評論文章を紹介した。
2021年9月26日、環球時報は、中国にとってロシアが「AUKUS」に対抗する上での強力な後ろ盾になる可能性があるとする、ロシアメディアによる評論文章を紹介した。以下はその概要。
オーストラリア、英国、米国は先日、新たな軍事、政治同盟であるAUKUSの設立を宣言した。多くのロシアの政治アナリストは、この同盟が中国をターゲットにしたものだとする一方で、ロシアの利益にも影響を及ぼしうるとの認識を示している。
AUKUSの設立は、米国による新たな軍事政治学説の宣言だとみなされており、米国はその中で中国を主要なライバルとしている。また、AUKUSはアングロ・サクソン人を主とし、政策が近い国同士が連携することを目的としており、今後カナダやニュージーランドも加盟する可能性がある。一方、AUKUS加盟国内に存在する大量の中国系住民は、これらの国が中国と対抗を繰り広げる上での障害にはならない。なぜなら、彼らの興味は経済分野に集中しており、政治的な影響力を求めていないからだ。
米国は意図的に中国の周辺に不安定区域を作り上げている。そして、中国と対立している一部の東南アジア諸国が米国のために「火中の栗を拾う」可能性がある。台湾海峡周辺の情勢も新たな衝突のきっかけになりかねない。
米国の狙いは、中国の周辺諸国を煽り立てて情勢を混乱に追い込む、あるいは中国にとって脅威となる盟友を見つけて、中国のパワーを分散、弱体化することにある。この状況において中国が必要としているのは、たとえ盟友にならなくても、少なくとも屈強な後ろ盾となってくれる相手だ。現在、その役割を唯一発揮できる国がロシアなのだ。(翻訳・編集/川尻)
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