人民網日本語版 2021年9月30日(木) 13時50分
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海南省政府新聞弁公室は26日に行われた記者会見で、海南熱帯雨林国家公園体制試行区の2019年の生態系総生産の計算結果を発表した。
海南省政府新聞弁公室は26日に行われた記者会見で、海南熱帯雨林国家公園体制試行区の2019年の生態系総生産(GEP)の計算結果を発表した。海南熱帯雨林国家公園(試行)内の森林、湿地、草地、耕作地、群落などの生態系に関する2019年度のGEPは2045億1300万元(約3兆5274億円)で、1平方キロメートルあたりのGEPは4600万元。科技日報が伝えた。
GEPは一定の地域の一定期間内の生態系の商品・サービス価値の合計で、生態系が人類に提供する商品・サービスの経済価値の総量だ。GEPは物的商品の価値、調節サービスの価値、文化サービスの価値の3つからなり、一般的には1年単位で計算される。
海南熱帯雨林国家公園は2019年に体制試行を開始した、中国第1期・10の国家公園体制試行の一つだ。海南熱帯雨林国家公園(試行)のGEPの計算内容には、農林・牧畜・漁業商品、水源涵養、土壌保育、炭素固定及び酸素放出、空気浄化、森林防護、洪水調節、気候調節、生物多様性、レジャー観光、景観的価値、科学研究、科学普及教育など19の2級指標、水量調節、水質浄化、土壌固定、肥沃度維持、炭素固定、酸素放出、マイナスイオン提供、有害生物制御など若干数の3級指標が含まれる。
中国林業科学研究院熱帯林業研究所の李意徳(リー・イーダー)研究員は、「GEP計算体制はGDP計算に、自然資源の消耗、生態資源及び環境の破壊が加味されない不足を効果的に補った」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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