Record China 2021年9月29日(水) 14時20分
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日本の音楽グループが、旭日旗を連想させるミュージックビデオについて謝罪声明を発表した。写真は問題となった場面。
日本の音楽グループ「Mili」が、旭日旗を連想させるミュージックビデオについて謝罪声明を発表した。9月28日、韓国・中央日報が報じた。
記事によるとMiliは27日、YouTubeで2月に公開した「Iron Lotus」のミュージックビデオの中に旭日旗を連想させる場面が含まれていたことに対し、「旗に結びつく政治的な意味はない」としつつも「旗との類似点に気づかずに動画を公開したことをおわび申し上げる」と謝罪した。
「Iron Lotus」のミュージックビデオは、白い色のキャラクターが蓮の花をバックにダンスを踊る画面で構成されている。蓮の花を中心に雲や炎なども描かれているが、問題となったのは背景で赤い色の放射線が回転する場面。ミュージックビデオのコメント欄には、旭日旗に似ているという韓国語の指摘が数多く寄せられた。
このような書き込みは公開当初から見られたが、公開から7カ月が経過した時点で謝罪文を発表したことについてMiliは、「この懸念を公にすることで、他の視聴者が動画を見るたびに旗を思い出してしまうのではないかと恐れていた」とし、「一部の方の声だからと、無視するのは正しくないと思った」と説明。「私たちは人種差別、暴力、残虐的な行為、歴史的事実の否定などは許容しない」とした上で、「一部のファンは私たちを強く守ろうとしてくれている。その気持ちはよく理解している。私たちへの『好き』を『怒り』に変換し、懸念の声を上げた方々にぶつけないでほしい」と求めた。
Miliは2012年に結成され、カナダ人の女性ボーカルと日本人4人から成る音楽グループ。「Iron Lotus」は「Library Of Ruina」というゲームのテーマ曲で、同ゲームの制作会社「ProjectMoon」は韓国の企業だという。なお、記事はMiliの謝罪について日本のネットユーザーから否定的なコメントが寄せられていると伝えている。
韓国のネットユーザーからは、「いまだにこの戦犯旗を五輪で使おうとしていたことに鳥肌が立つ」「旭日旗をもてはやすというのは、植民地時代に日本が犯した蛮行と同じことを日本人にしても罪にならないということを意味している」「日本人は絶対に変わらない。歴史教育もしていないのに変わるはずがない」など、批判の声が相次いでいる。
一方で「何も発言しない人が大多数なのに、彼らは良心的な日本人だね」「それでも日本のほうが中国よりは10倍マシかな」などのコメントが見られた。(翻訳・編集/丸山)
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