中国のステルス戦闘機「殲20」、国産エンジン載せ替え後に初披露―中国メディア

人民網日本語版    2021年9月29日(水) 23時50分

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中国国際航空宇宙博覧会が開幕した28日、殲20ステルス戦闘機が威風堂々と登場した。

中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)が開幕した28日、ステルス戦闘機「殲20」が威風堂々と登場し、再び珠海の上空を飛行して、複数の難易度の高い戦術動作を行った。殲20のチーフエンジニアである楊偉(ヤン・ウェイ)氏は、1回目の登場となった2016年の航空ショーについて、殲20に対する要求は「会場を通過するだけ」だったと振り返る。「その時は2機が指定エリアに到達し、その後1機が戻ってきて会場を通過しただけだった。それに対して今回は、会場で殲20の性能が一部披露され、『適度な展示飛行』だったと言えるだろう」と述べた。

中国空軍の申進科(シェン・ジンカー)報道官は航空工業集団の記者会見で、「殲20には『中国の心』が用いられている。この『心』とは『心臓』(エンジン)のことだ」と述べた。殲20飛行展示指揮員の李吉寛氏は、「殲20は新装備、新編隊、新姿勢で今回の航空ショーに参加した。国産エンジンに載せ替えた後の殲20の公開は初めてとなった。飛行ショーの複数の動作は、殲20の優れた低空高速、小半径旋回、高仰角飛行能力を十分に示した」と説明した。

殲20は中国が独自に開発した中長距離・大型第4世代ステルス戦闘機で、優れた中長距離制空作戦能力と、良好な対地・対艦精密攻撃能力を持ち、総合的な作戦能力は第3世代戦闘機から質的に飛躍。殲20は今年、初飛行成功から10周年を迎えた。

殲20の国産エンジンへの載せ替え後も、引き続き「心臓」で新たな動きはあるのだろうか。楊氏は、「エンジンは航空機の機械化に影響するが、将来的に戦争が起きた場合により大きな役割を果たすのは依然として情報化手段だ。そのため、我々は機械化を前進させる必要がある。もう一方で、情報化やスマート化の面でも歩みを止めることはない。殲20のエンジン載せ替えはスタートに過ぎず、機械化や情報化の面における改善も今後持続的に推進されていくだろう」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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