「羽生結弦選手の応援はお任せください!」―中国政府機関と政府関係者が次々に表明

Record China    2021年10月2日(土) 21時0分

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日本で「羽生結弦選手の応援は中国人に託そう」との声が出ると、中国の駐日本大使館や中国外交部の華春瑩報道官(写真)が次々に「お任せください」などと表明した。

国際オリンピック委員会(IOC)などの判断により、2021年2-3月に開催される北京冬季五輪・パラリンピックは、中国国内居住者に限定して観客を受け入れることが9月29日までに決まった。日本国内で、男子フィギュアスケートの羽生結弦選手のファンから「応援を中国の皆さんに託そう」との声が上がると、中華人民共和国駐日本国大使館や中国報道官は相次いで「お任せください」「日本人選手団をしっかり応援していきます」と表明した。

日本から北京五輪・パラリンピックの応援に駆けつけることが出来なくなったため、羽生選手の日本人ファンの間では落胆の声が上がる一方で、「中国にも応援してくれる人がたくさんいる」「応援を中国の皆さんに託そう」といった声が上がったという。

すると中華人民共和国駐日本国大使館は9月30日、ツイッターの公式アカウントを通じて「ファンの皆さんの声がこちらにも届きました。北京冬季オリパラ会期中に中国在住の日本人の方々、大会の日本人ボランティアの皆さんとともに、日本選手団をしっかり応援していきます」と表明した。

さらに中国外交部の華春瑩報道官は10月1日になり、自国の駐日本大使館の前記投稿を引用ツイートする形で、「『現地応援は中国の皆さんに託す』との声を目にしました。お任せください! そして中国の新型コロナ対応へのご理解、ありがとう!」と表明。

華報道官はさらに、「冬季五輪・パラ共に、日本を含む各国選手の方々をしっかりと応援します」、「東京五輪に続いて、北京冬季五輪も成功に向けて頑張ります!」と表明した。華報道官は通常、英語を使ってツイートしているが、日本で上がった声がきっかけになった同ツイートは日本語で書き込んだ。

中国メディアの長江新聞は2日になり、同件についての日本人の声と自国の駐日本大使館や華報道官の書き込みを紹介する記事を発表した。同記事の見出しは「日本の人々が中国の観客に現場での応援を託す。華春瑩報道官が心温まる回答」で、本文中では中国現代文学や大衆文化を専門とする北京大学の張頤武教授による「この良好なやり取りを通じて、日本の人々が感染症対策のために下した決定を理解していることと、国境がスポーツファンの交流を阻害することはないことが、見て取れた」と論ずるコメントも紹介した。(翻訳・編集/如月隼人

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