日本で開発された涙を流すロボットが韓国でも話題に=「日本の科学環境がうらやましい」「今は微妙だけど…」

Record China    2021年10月5日(火) 21時20分

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3日、韓国・SBSは「日本で涙を流すロボットが開発され、注目を集めている」と伝えた。資料写真。

2021年10月3日、韓国・SBSは「日本で涙を流すロボットが開発され、注目を集めている」と伝えた。

記事によると、関西大学の瀬島吉裕准教授らが開発した「人間のように涙を流すことができるロボット」は、目の中に涙袋があり、人間の目がにじんで涙滴が落ちるのと同じように自然に泣くことができる。水分の供給量を調節すれば、号泣させることも可能だという。目にはセンサーがあり、自分を見ている人と目を合わせたり、目をそらしたりすることもできる。瞳孔の大きさも制御可能だという。

ただ、このロボットの公開後、日本では「ロボットの顔が怖い」と、人間に似た対象に強い不快感を抱くという心理現象「不気味の谷現象」がうかがえる反応が多かったという。

「人間の友達」になれるロボットの開発を研究しているという瀬島准教授は、ロボットを心の健康管理やストレス解消の手段に応用することを目指しているという。「ロボットが先に涙を流すのを見て、人が泣くことが許される雰囲気を作れるようにしたい」と話しており、このロボットを遠隔カウンセリングに活用することを目指している。最終目標は「人と豊かな関係を結べるソーシャルロボットの開発」だという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ロボットが泣いて何になるの」「怖い」「こんなのが技術?。ただ水を出してるだけじゃないか」「何に使うわけ?」など否定的な意見が寄せられている。

一方で「今は微妙な感じに見えるけど、全てはこういうことから始まるんだろうね」「どんなことであれ、悪く言われても挑戦を続けられる科学環境がうらやましい。韓国は科学への支援に力を入れなければいけない」「こんな『何それ』と思うような研究をできる環境がある日本」「日本が未来産業においてどれほど先を進んでいるか、韓国人は知らない」「各分野でオタク的に心から楽しんでいる人が日本には多い。まず非難をする韓国人は、だからノーベル賞がもらえない」など、「これが日本人にノーベル賞の科学分野の受賞者が多い理由」だという内容のコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

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