韓国議員による慰安婦支援金不正流用の内訳……焼き肉にマッサージ、交通違反金の支払いまで=ネット民激怒

Record China    2021年10月5日(火) 18時20分

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元慰安婦支援団体への寄付金を不正流用した容疑などで裁判を受けている尹美香議員の具体的な横領の内容が明らかになった。写真はマッサージ。

慰安婦支援団体への寄付金を不正流用した容疑などで裁判を受けている、尹美香(ユン・ミヒャン)議員の具体的な横領の内容が明らかになった。10月5日、韓国・朝鮮日報が報じた。

尹議員は2011年から20年にかけて「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」の代表とその後身である「正義記憶連帯」の理事長を歴任。現在は寄付金の不正流用や、政府・自治体からの補助金の不正受給など八つの容疑により20年9月に起訴され、裁判を受けているが、これまで訴状や不正流用の内訳は公開されていなかった。

記事によると4日、「国民の力」全珠惠(チョン・ジュヘ)議員事務所は韓国・法務部から尹議員の訴状を受領。その中の「犯罪行為一覧表」には、尹議員が寄付金のうち1億37万ウォン(約939万円)を217回にわたり不正流用した内訳が記載されていたという。これによると尹議員は15年3月1日に焼き肉店で26万ウォン(約2万4000円)を使用、同月23日にも別の焼き肉店18万4000ウォン(約1万7000円)と菓子店で4万5000ウォン(約4200円)を使ったとされる。

また、14年12月24日には本人の個人口座で受け取った寄付金のうち23万ウォン(約2万2000円)を別の本人口座に振り替えており、15年7月には足のマッサージ店で9万ウォン(約8400円)を使ったことが明らかに。さらには16年4月にスピード違反による過料8万ウォン(約7500円)を挺対協の口座から納付し、18年には25万ウォン(約2万3000円)を「尹美香代表総合所得税納付」との名目で挺対協の口座から個人口座に送金していたという。

記事は「尹議員の不正流用の大部分は数万~数十万ウォンレベルだが、中には100万ウォン(約9万4000円)以上の案件もあった」と報道。16年7月には挺対協の口座から200万ウォン(約19万円)が「尹医療費」との名目で尹議員の口座に振り替えられ、18年3月には元慰安婦らが暮らす施設の所長の口座から、寄付金182万ウォン(約17万円)が無表記で尹議員の娘の口座に振り込まれていたことを伝えている。この所長は、尹議員に対する検察の捜査が本格化した20年6月に自殺している。

8月に開かれた初公判で、尹議員は不正流用を含むすべての容疑を否認。「30年間、活動家として恥じることなく生きてきた」とし、「(検察は)挺対協を尹美香の個人組織と言うが、これは多くの人々の汗と努力に対する侮辱」と語っていた。全議員は「訴状の内容が正しければ破廉恥極まりないが、尹議員は無実のような態度を見せている」と述べている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「よりによって慰安婦の人たちから金を奪うなんて…。それを隠そうとする民主党もあり得ない」「慰安婦を利用してぜいたくを尽くす最低の人間。早く監獄に入れて」「議員報酬をもらうために最後までしらを切るつもりだな。本当に恥ずかしい」「ここまで来たら悪魔」「これ以上尹議員の肩を持つなら、共に民主党も解散すべき」など、怒りの声が続出している。(翻訳・編集/丸山

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