Record China 2021年10月7日(木) 7時20分
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2021年10月6日、韓国・ソウル新聞は「メキシコで韓国のインスタントラーメンが『法律に違反する』として回収されていた」と伝えた。
記事によると、メキシコの連邦消費者保護局(PROFECO)は4日(現地時間)、「33のインスタント麺製品に対する品質調査を行い、9の製造会社の12製品、計12万9937個を回収した」と発表した。
回収された12製品のうち韓国製品の「チーズブルダック炒め麺」は、現地での製品名がスペイン語で「辛いチーズ味の鶏肉ラーメン」となっているにもかかわらず、原材料名には「加工チキン風味パウダー」と「加工チキン風味」と表記されているのみで、「実際に鶏肉が入っていない」ことが問題視されたという。
「オットゥギラーメン鶏肉味」も原材料名には「チキン風味」とのみ表記されていたが、製品名が「鶏肉味」だったため鶏肉含有の有無は問題にならなかった。ただ同製品は、原材料名に含まれていないニンジンがパッケージに描かれている点が指摘された。その他、「辛ラーメン」は栄養成分情報が正しく表記されていない点が指摘され、回収対象となったという。
PROFECOは5日に行われた大統領記者会見で関連内容を報告する際に「チーズブルダックポックムミョン」を例として挙げ、「鶏肉が全く見当たらない。これは欺瞞(ぎまん)広告だ」と述べたという。
これを見た韓国のネットユーザーからは「たい焼きにタイが入っていないと苦情を言っているようなもの」「韓国の食文化を全く理解していない」「麻薬トッポッキ(韓国では『やみつきになるほどおいしい』との意味で食べ物のネーミングに使われる)を食べたら逮捕されそう(笑)」など、回収措置に疑問の声が上がっている。
一方で「これは文化の違いだから仕方ない」と理解を示す声や、「ありがたいニュース。鶏肉が少しは入ってると思っていたよ。ニンジンを描くことも、ささいなことだけど虚偽広告であることに変わりはない。これを指摘しない韓国のほうがおかしいのかも」「メキシコは進んだ国だ。韓国人はだまされていても問題提起せず、そのままやり過ごすことに慣れてしまっている」「韓国人も鶏肉を入れるよう求めるデモをしよう」などと自省する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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