Record China 2021年10月9日(土) 10時20分
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中国メディア・海峡消費報のアカウント「海峡快訊」は6日、「中国は売らないとダメなのか?日本は強烈な不満、米国はWTOに直訴」と題する記事を掲載した。
中国メディア・海峡消費報のアカウント「海峡快訊」は6日、「中国は売らないとダメなのか?日本は強烈な不満、米国はWTOに直訴」と題する記事を掲載した。以下はその概要。
ここ数年、中国の絶え間ない発展に伴い、国際レベルで発揮する役割もより重要になっている。同時に知らねばならないのは世界のサプライチェーンの中で中国の地位は無視できず、中国の多くの資源はかなり重要だということだ。関連するデータによると、現在、世界範囲のレアアース資源で中国は41.37%を占め、米国自身の規模は中国の約半分にすぎない。米国も長い間、レアアースを中国からの輸入に依存してきた。
レアアースは宇宙や国防などの分野で重要な役割を果たし、米国の多くの精密機器の生産過程でも需要量は非常に大きい。注目すべきは、長期にわたって米国は中国などからのレアアース輸入で自国の需要を満足させてきたが、米国国内のレアアースはさまざまな方法で保護され、採掘が進められなかった点だ。
米国はかつて、依存という方法で自身の資源を確保したい考えを示した。だが、それと同時に国内の環境への影響もなくせ、比較的低価格でレアアース分野の需要を満たすこともできる。米国にとっては非常に喜ばしいことだが、再生不可能な資源であるレアアースを中国もますます重視するようになり、こうした状況下で中国のレアアースに対する規制が以前より厳格になっていることに注意せねばならない。
また、レアアースの価格は以前に比べ明らかに上昇しており、中国にとっては、このような方法を通じて市場権益を確保し、国の資源が損なわれないようにすることができる。だが、この点は米国と日本にも巨大な影響を与える。レアアースの供給が失われたら、多くの産業で操業継続が困難になるからだ。
以前伝えられた情報によると、中国の規制に対し、日本はこの件に関する検討を迫られるなどした。また、以前、日米は世界貿易機関(WTO)に「中国のレアアース規制は国際原則違反だ」と訴えもした。
しかし、実際のところレアアースの重要性は言わずとしれたことだ。中国がこのような措置を取るのは自らの利益と今後の発展を確保するためだ。(翻訳・編集/野谷)
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