anomado 2021年10月8日(金) 16時20分
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中国当局の管理強化により、ますます締め付けが厳しくなったとみられる中国のブロマンスドラマについて、タイトルの変更や内容の削除、国外に市場を求めるなど、最近ではその一挙一動が注目の話題となっている。
今年9月に国家広播電視総局が明らかにした管理強化によって、ますます締め付けが厳しくなったとみられる中国のブロマンスドラマ作品について、タイトルの変更や内容の削除、国外に市場を求めるなど、最近ではその一挙一動が注目の話題となっている。
「陳情令」「山河令」といったヒット作を生み出し、一躍活気づいたブロマンス作品について、国家広播電視総局が最初に取り締まりの姿勢を示したのは今春のこと。9月にはブロマンスによるクロスメディア戦略がもたらす弊害を記した意見も公開され、新作のブロマンス作品が軒並み配信・放送時期未定のまま、先の見えない状況が続いている。
こういった厳しい環境の中で同じ9月には、ブロマンス新作の注目作品「張公案」が「君子盟」とタイトルを変え、もとの30話から29話へと内容を縮小したことが明らかになり、“脱ブロマンス”を図る動きだと注目を浴びた。さらに月末には、動画配信サービス・騰訊視頻(テンセントビデオ)の海外版「WeTV Thailand」(タイ版)で、最新作ラインナップに「皓衣行」などブロマンス作品が取り上げられているのが話題に。国外逃避に挑んでいるとの見方のほか、今回はあくまで作品紹介であり、実際に配信できるかは今後を見守るべきとの慎重論も多数上がっている。
このように、中国当局の動きによって右往左往している状態のブロマンス作品について現在、その一挙一動が注目を浴びている。なお、最近では小説投稿サイト「晋江文学城」で、人気ブロマンスドラマの原作となった小説家Priestの「鎮魂」「天涯客」といった作品が閉鎖されていることが明らかになった。原作小説にまで影響が及んでいることで、すでに“ダモクレスの剣”が頭上に振り落とされたことを示すのではないかと、悲観的な声も多くなっている。(Mathilda)
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