”韓国史上最悪の性犯罪”20代被告に懲役42年は重すぎる?韓国ネットで不満の声が上がる理由は…

Record China    2021年10月14日(木) 21時20分

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14日、韓国・聯合ニュースによると、未成年の女性らを脅迫して撮影したわいせつ動画がインターネットのメッセンジャーアプリで共有されていた事件で、主犯格の1人に懲役42年の実刑判決が確定した。資料写真。

2021年10月14日、韓国・聯合ニュースによると、未成年の女性らを脅迫して撮影したわいせつ動画がインターネットのメッセンジャーアプリ「Telegram(テレグラム)」で共有されていた事件で、主犯格の1人であるチョ・ジュビン(25)被告に懲役42年の実刑判決が確定した。同事件の被害者は30人を超え、共有された動画は3726件に上るとされており、「韓国史上最悪の性犯罪」とも呼ばれている。

記事によると、韓国最高裁は同日、児童・青少年の性保護に関する法律などを違反した疑いで控訴審で懲役42年を言い渡されたチョ被告の上告を棄却した。

チョ被告は2019年5月から昨年2月まで、未成年者を含む数十人の女性を脅迫して性搾取物を撮影し、これをグループチャットルーム「博士部屋」で販売・流布させたとして、昨年3月16日に逮捕、同4月に起訴された。

チョ被告は性搾取物の制作・流布を目的とする犯罪集団「博士部屋」を組織した疑いも持たれていた。検察は、「博士部屋」のメンバーが犯罪を目的に役割を分担し内部規律を作っていたことから、「単なるわいせつ物を共有する集まり」ではなく「犯罪集団」と判断したという。

チョ被告側は性搾取物の制作・流布については認めつつも、「博士部屋」が犯罪集団であることについては否定し「検察の証拠の一部が違法に収集された」と主張していたが、1審2審共に全ての容疑(チョ被告と一部被害者との示談が成立し控訴が棄却された部分を除く)が有罪と認定されたという。

このニュースを見た韓国のネットユーザーからは「素晴らしい。韓国では最高の懲役刑と言えるのでは?」「初めて満足できる判決が出た」「42年ならiPhone55が発売されるころに釈放されるね」「67歳で出てきたらすっかり別の世界になっているだろうな」など判決に納得する様子の声が上がっている。

一方で「この判決は正しいけど、他の犯罪者への刑はひどいもので、子どもが犠牲になった事件だって懲役10年以下の判決が下されることが多い」「殺人した人でも数年で出てくるのに、この犯罪が42年は重すぎない?理解できない」「コネのない一般人だからこの判決が出た。同じことを芸能人がしても数年で出てくる」など裁判所の不公平な判決を指摘する声も数多く見られ、「話題になった事件だから裁判官が世論を意識し判決を出したのだろう」と予想する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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