Record China 2021年10月15日(金) 18時20分
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14日、観察者網は、日本の新型コロナウイルスの感染状況について「よくわからないまま下火になった」として各国の専門家が考察を始めたと報じた。写真は東京のPCR検査。
2021年10月14日、中国メディアの観察者網は、日本の新型コロナウイルスの感染状況について「よくわからないまま下火になった」として各国の専門家が考察を始めたと報じた。
記事は、日本で新型コロナウイルスの新規感染が急速に減少し、8月の東京五輪開催期間中は1日5000人以上の新型コロナ新規感染者が出ていた東京では14日の新規感染者数が62人で、6日連続で100人を下回ったと紹介。この状況について英紙ガーディアンが「驚きのサクセスストーリー」と題してその背景について分析する記事を掲載するなど、欧米メディアが日本の「急回復」を「ミステリー」と形容して報じていると伝えた。
また、日本国内外の専門家も日本の新規感染者を巡る今回の「ミステリー」が起きた原因についてはっきりと解明できておらず、さまざまな仮説が飛び交っており、最前線にいる日本の医師も「よくわからないまま爆発的感染が収まった」と首をかしげているとした。
記事によれば、専門家から提起された仮説は大きく分けると2種類で、第5波の感染拡大を引き起こしたデルタ株に「襲来も急だが引くのも速い」という性質がある説、感染の波が2カ月で急増し、その後2カ月で収束するという4カ月を周期とする説であると解説。仮に後者の場合は、11月ごろに第6波が来る可能性があると指摘する日本の専門家もいることを伝えた。
一方、世界のメディアや専門家が日本の「ミステリー」解明に取り組む一方で、韓国国内からは疑問の声が出ているとし、「1カ月で90%も新規感染者が減ることはあり得ない。日本政府はウソをついている」という韓国の政治評論家の主張や、韓国紙・中央日報が日本の専門家さえ明確な原因を示せていないとして「検査数が減ったことによる錯覚的な数字の可能性がある」との報じたことを紹介している。
この件について、中国のネットユーザーは「いずれにせよわれわれは自分たちの感染対策をしっかりやればいいだけ」「もうすぐ衆議院選挙があることも関係してそう」「日本国内のウイルスが新たな変異期に入って次の爆発的感染に向けて力をため込んでいるのでは?それなのに日本人は楽観視している」「落ち着いてはいるが、これで勝利したわけではなく、今結論を出すのは時期尚早」といったコメントを残している。
また「検査結果を秘密にして普通の風邪として扱い、報告をしない。それで新規感染者数が落ちている」「日本が科学に勝利したのか、それともファクシミリによる勝利なのか」など、新規感染者数の信頼性に疑問を呈するユーザーも少なからず見られた。(翻訳・編集/川尻)
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