韓国軍が高額で購入した米グローバルホーク、欠陥だらけで使い物にならず=韓国ネット「自主国防しかない」

Record China    2021年10月18日(月) 12時20分

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14日、韓国・ニューシスは、韓国軍が高額で購入した米グローバルホークが欠陥だらけで本来の役割を果たせずにいると伝えた。写真はグローバルホークRQ-4。

2021年10月14日、韓国・ニューシスは、韓国軍が高額で購入した米グローバルホークが欠陥だらけで本来の役割を果たせずにいると伝えた。

問題になっているのは、韓国軍が1兆ウォン(約950億円)もの予算を投じて米国から導入した高高度無人偵察機(HUAS)のグローバルホーク。

記事によると、韓国国会国防委員会所属で「共に民主党」の安圭佰(アン・ギュベク)議員が同日、空軍本部や防衛事業庁から入手した資料を基に「韓国軍が昨年9月に導入したグローバルホーク3号機が戦力化以降、飛行実績がない」と明らかにした。同年4月に導入した4号機も飛行時間が約80時間に過ぎないという。

また、グローバルホークを4機導入した後、現在まで1機当たり平均10件の欠陥が発生していることも分かった。3号機は地上に映像・イメージなどを伝送する構成品が故障し、5カ月にわたり原因が把握されていない。また故障した部品の一部は供給が遅れ、いつ調達できるかも分からない状況だという。

このためグローバルホーク機体間で、整備が遅れる3・4号機の付属を取り外して1・2号機で活用する「同類転換」方式がとられており、 こうした方式がとられるのは戦力化1~2年で24件に上ると集計されたという。

さらに、韓国空軍の「対応の遅れ」に対する批判も出ている。防衛事業庁によると、米国が2016年に運用維持段階の部品調達のための契約者軍需支援(CLS2)契約を提案したが、空軍が協議に入ったのは20年だという。

これについて、安議員は「グローバルホークは欠陥があまりにも多い。空軍はグローバルホークの管理実態を綿密に点検し、安定した運用維持のための対策を速やかに講じるべきだ」と指摘したという。

これを受け、韓国のネット上では「米国の武器は信じすぎないほうがいい」「こんな屈辱を受けないためには自主国防するしかない。そんな意味でも、韓国のKF-21戦闘機の製造が成功しますように」「米国にとって韓国はいいカモ。厳しいかもしれないけど自主国防の研究にオールインすべき」など他国の力に頼らない「国産武器の開発」や「自主国防」を求める声が上がっている。

また「購入の際に修理に関する契約は結ばないの?。売った側が責任を取るべき。直せないのであれば交換もしくは返納」「修理してくれないのであれば機体を解体してチェックすると言うべき」と購入後の「アフターサービス」を求める声も。

一方で、韓国政府など関連省庁に対し「自分のお金じゃないし、何も気にしていないはず」「まさか北朝鮮の誰かさんの目を気にしてるんじゃないだろうね」という皮肉たっぷりのコメントや、「買ったのは前政権の時じゃない?」「米国産武器の輸入時に防衛産業の不正で元値より高く買ったこともあった」などかつての政権への批判も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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