2021年10月17日、中国メディアの観察者網は、韓国の女子バレーボール選手が、チームメイトの外国人選手の容姿を馬鹿にするような発言をしてネット上で物議を醸したと報じた。

韓国メディア・news1の15日付報道によると、ソウルを本拠地とするGSカルテックス女子バレーチーム、愛称「KIXX」（キックス）に所属するチェ・ウンジが14日、個人のインスタグラムアカウント上でチームメイトであるカメルーン代表レティシア・モマ選手が誕生日ケーキを持っている写真を掲載、そこに「こんなにブサイクなのにどうして生まれたのかしら？でも好き。とてもかわいい。あははは」とコメントを付して公開した。

レシティア・モマはカメルーン出身で、同国代表の主力選手として活躍しており、9月に行われた今年のアフリカ選手権では同国の3連覇に大きく貢献してベストサーバー賞を受賞したという。今シーズンよりKIXXに加入してチェとチームメイトになった。チェは29歳、レティシア・モマが28歳になったばかりということで、チェが「先輩」に当たるようだ。

記事によると、チェの書き込みは韓国のSNS上で物議を醸し、「数年前に韓国のネット上で拡散した『誕生日の歌』の歌詞を引用したものであり、目くじらをたてるものではない」との意見や、双子の女子選手がいじめ問題で韓国バレー界から追放される事件に関連して「近頃、みんな過敏になっていないか？」とのコメントが見られたという。

一方で、擁護や理解を示すユーザーよりも多くのユーザーがチェのSNSアカウント上に押しかけ、「外国人選手を嘲笑し、外見を愚弄するのは本当にやる必要のないこと」「あまりにも軽率」「良い友達とは思えない」「もし自分がそのように言われる立場だったら、うれしいか？」といった批判コメントを残したほか、「鏡で自分の顔を見てみろ」など、チェの容姿に対する攻撃まで見られたと記事は伝えている。

なお、記事によるとチェの書き込みはすでに削除されたという。（翻訳・編集/川尻）