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自分の人生自ら決めた眞子さま、「皇室が時代の変化に背向けるなら異次元の危機に」と韓国紙

Record China    2021年10月22日(金) 19時20分

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秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんの結婚を韓国紙は「眞子さまは自分の人生を自ら決めた」と報道。同時に「皇室が時代の変化に背を向けるなら、異なる次元の危機に直面」と指摘した。写真は皇居。

秋篠宮家の長女眞子さま小室圭さんの結婚を韓国紙が取り上げ、「眞子さまはあらゆる反対にもかかわらず自分の人生を自ら決めた」と伝えた。同時に「日本の皇室は他国の王室と比べてもかなり保守的」とも指摘。「皇室が時代の変化に背を向け続けるなら、異なる次元の危機に直面」との見方を示した。

ハンギョレ新聞社東京特派員発で「眞子内親王の結婚が意味するもの」とのコラムを掲載。「最近就任した岸田文雄首相と同じくらい日本社会で大きなニュースだ。眞子さまの結婚について、日本国民やマスコミの過度な関心に少なからず戸惑った。新婚生活をすることになるニューヨークの家賃や果物の価格まで調査し、小室氏が弁護士試験に合格しても平均年収を考えれば生活はぎりぎりだろうという身辺雑記のような報道が連日続いた」と紹介した。

さらに「祝賀ムードに水を差したのは、週刊誌に小室氏の母親の借金問題などが報道されてからだ。世論は瞬く間に『結婚反対』に転じた」と説明。特派員が日本人の友人に「人々がなぜこんなに結婚に反対するのか」と尋ねたところ、友人は「皇室は完全無欠でなければならないのに小室氏の家の事情がそうでないから不釣り合いだとみるのだろう」と答えた。「完全無欠な皇室」という表現は、いま生きている現実世界からとても遠いものに感じられたという。

一方で「眞子さまの決断がいかに難しかったかを察することができた」と論評。「天皇陛下と弟の秋篠宮さまの子女は計4人。皇室の『次の世代』を意味する彼らのうち、眞子さま最も年長者だ。皇室の重さを誰よりもよく知っている立場だが、彼女はあらゆる反対にもかかわらず自分の人生を自ら決めた」と述べた。

コラムは「英国スウェーデンデンマークなどはずいぶん前から『第一子優先』に王位継承制度を変えた。社会で男女平等が当然の原則になったからだ。一方、日本では『男性・父系』だけが皇位を継承できる」と言及。「これに固執するあまり、雅子皇后は皇太子妃時代の2004年、世継ぎとなる男子を産めなかったことによるプレッシャーで適応障害の診断を受け、今も治療を受けている」と続けた。

その上で「日本国民の70%以上が女性・母系天皇に賛成しているにもかかわらず手をつけられないのは、自民党の支持基盤である保守勢力が反対しているからだ」と解説「彼らは女性・母系天皇が認められれば、皇室の伝統とタブーが緩和され、結局『天皇制』自体が動揺すると考えている。しかし、日本の皇室が時代の変化に背を向け続けるなら、異なる次元の危機に直面せざるを得ないだろう。眞子さまはその始まりである可能性が高い」とみている。(編集/日向)

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