人民網日本語版 2021年10月26日(火) 21時50分
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ユニバーサル・スタジオ・北京は9月20日に開園してからずっと高い人気が続いている。
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ユニバーサル・スタジオ・北京は9月20日に開園してからずっと高い人気が続いている。国慶節(建国記念日、10月1日)連休でも、毎週の休日でも、国内テーマパークの中で来場者が一番多かった。同じように、SNSでのパークの特色についてのスレッドでも、攻略ポイントの共有でも、話題のトップであり続けている。中国新聞網が伝えた。
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人気の背景には、しっかりしたシーンや施設の構築がある。中国国内にあるユニバーサル・スタジオとして、ユニバーサル北京には中国の技術が応用され、中国の特色が体現され、中国の知恵が十分に生かされている。
■「シーン設営技術」で名作映画の世界を再現
ミニオン、ジュラシック・パーク、ハリー・ポッター、トランスフォーマー、カンフー・パンダ……ユニバーサル・スタジオ・北京には7つのテーマエリアがあり、「没入型」体験ができることが特色だ。そのためには映画のシーンなどのリアルな再現が必要になる。
中建二局安装工程有限公司のユニバーサル・スタジオ・北京電気機械設備設置プロジェクトでマネージャーを務める楊猛(ヤン・モン)さんは、「シーンの設営はユニバーサル・スタジオの最も中核的なコンテンツで、その役割は映画のシーンを再現することにあり、どのシーンも映画の中から取られている」と話した。
中央企業(中央政府直属の国有企業)である同社は2018年7月、ユニバーサル・スタジオ・北京の第2ブロックの電気機械設備設置事業を落札し、シーン設営の任務を担うことになった。開園後は設置された設備がリアルな効果を上げ、ハード面の保障となっている。
映画の名場面をどのように再現するのか。同社は研究の末、総合的「シーン設営技術」を開発し、セット、大道具・小道具、音響、画像投影、サブの照明、メインの照明などパーツごとの施工内容を全面的に検討して、設計の狙いを正確に伝えることに成功した。
この技術を運用して、ジュラシックワールドは映画「ジュラシック・パーク」のイスラ・ヌブラル島を世界で初めて観客の目の前に再現した。ミニオン・ランドに一度足を踏み入れると、ミニオンの世界に入り込んだようで、映画で見たような楽しい時間を過ごせる。
楊さんは、「シーン設営技術によって真に迫ったリアルな効果を上げることができ、文化観光の新たな展開と高度化に飛躍の翼を与えつつある」と話した。
驚いたのは、ミニオン・ランドの砂浜に使われているのが本物の砂ではなく、人工的に作った砂ということだ。
この砂浜にはテーマモルタル彫刻技術が採用されており、色つきのコンクリートを一定の比率にして作ったものだという。
同社ユニバーサル・スタジオプロジェクト芸術ディレクターの磨現輝さんは、「実は砂粒の一粒一粒まで、細心の注意を払って設計している」と説明した。
■ユニバーサル・スタジオを彩る「中国製照明」
夜になると、ユニバーサル北京はライトアップされ、さらに夢の世界になる。ただ多くの人は、最初はユニバーサル・スタジオの本社が要求するあらゆる照明装置は海外から輸入しなければならなかったことを知らない。2019年11月、中国の運営会社は「メインの照明装置をメイド・イン・チャイナに変えられないか」と打診した。
この問題は単純なことのようだが、実は設計や基準など各方面の協調が必要だ。その任務は中建二局公司が担うことになった。
それから数カ月間、プロジェクトチームは全国のほぼすべての一定規模以上の照明装置工場に連絡を取り、6万キロ以上の距離を駆けずり回り、大量の調査研究とパラメータの比較を行い、4万ページを超える分厚い資料を用意し、すべてのサンプルを集めるとコンテナ1台にぎっしりの量になった。最終的に、中国製照明装置の安全性、安定性、互換性などのパラメータはすべてオリジナル設計の要求を満たすことが確認された。
2020年7月、プロジェクトチームはすべての照明装置サンプルのテスト・検査を完了した。同社の樊煒(ファン・ウェイ)さんは、「すべての照明器具が非常によくできており、設計要求を完全に満たし、中国製への変更が同意された。私たちはしっかりした製品によって米国の技術者を動かした。中国の照明器具が、ユニバーサル・スタジオ・北京の夜を彩っている」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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