Record China 2014年5月22日(木) 6時40分
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21日、スペインのテレビ局・テレシンコが番組内で中国に対する侮辱表現を繰り返し物議を醸している。現地華人からは、「経営状況の良くない一部メディアにとって、中国人を侮辱することが生き残る道になっている」と指摘する声も上がっている。資料写真。
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2014年5月21日、スペインのテレビ局・テレシンコの番組で中国への侮辱表現があったことが物議を醸している。同局が中国に対する侮辱ともとれる表現をしたのはここ1年で3回目。こうした状況に、スペイン中国料理協会の陳建新(チェン・ジエンシン)主席は、「経営状況の良くない一部メディアにとって、中国人を侮辱することが生き残る道になっている」と指摘した。中国青年報が伝えた。
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問題の番組は今月15日に放送された「AIDA」というバラエティー番組。スペイン人経営のバーに「ワン」という名の中国人が入ったところ、店内に「犬と中国人は入るべからず」との張り紙があり、店から追い出されるという内容だ。番組には毎週、食品店を経営する「ワン」という名の中国人が登場し、毎回侮辱的な扱いを受けている。中国人役は日本人留学生が演じているという。
この番組について、陳氏は「短いコメディーとはいえ、現地華人、特に飲食店関係者の間では、侮辱されたという意識が濃厚だ」と指摘する。
同局は昨年4月、女性司会者が「中華レストランの厨房はどうなっているのか?」という番組で、「中国人は人肉を食べる」などと侮辱発言を繰り返し、批判を浴びた。その後、同局は正式に謝罪し、関係者を解雇した。
陳氏は「われわれ華人は飲食店を合法的に経営し、衛生管理も徹底している。同局がなぜ華人を目の敵にするのか理解できない」とした上で、「経営状況が良くないスペインの一部民放テレビ局は、いつも人目に立つ企画を放送する。中国人を侮辱することはある意味、メディアの生き残る道になっている」と指摘した。(翻訳・編集/NY)
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