歌手で俳優のワン・イーボーがシャオミの敷地内で「夜ラン（ランニング）」を行ったところ、同社の従業員が大騒ぎする事態となった。

時代劇ドラマ「陳情令」で大ブレークを果たし、さまざまな広告に引っ張りだこのワン・イーボー。28日にイメージキャラクターを務めるRedmi（紅米）の新商品Note11の発表会に出席するため、北京市内のシャオミ（小米科技）を訪れた。

発表会終了後、ワン・イーボーは、こちらもイメージキャラクターを務めるスポーツブランド・ANTA（アンタ）の黒のウエアに着替え、紅米の盧氷偉（ルー・ビンウェイ）CEOと共に数十人のスタッフを引き連れてシャオミの敷地内で「夜ラン」を行った。

建物内では勤務時間が過ぎているにもかかわらず、ワン・イーボーを一目見ようと従業員らがこぞって窓にへばりつき大騒ぎに。現場で撮影された動画には、「キャーーー！！！」という黄色い歓声を上げながらワン・イーボーの動きに合わせて社内の廊下を移動していく従業員の様子が映っている。

また、ワン・イーボーと盧CEOが走る様子を撮影した別の動画では「わあ～すごくカッコいいよ～」とため息交じりに話す女性の声が聞こえるほか、男性従業員がデスクに登って窓際を埋め尽くす女性従業員らの頭越しにワン・イーボーの姿を見ようとしている写真も撮影されている。

ある関係者は「これだけ多くの従業員が勤務時間を過ぎても帰宅しないのは会社史上初かもしれない」と語ったといい、その絶大な人気を改めて証明した。（翻訳・編集/北田）