人民網日本語版 2021年10月30日(土) 10時20分
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アジアインフラ投資銀行の金立群総裁兼取締役会長は「気候変動関連の融資に力を入れ、2030年をめどに当機関の融資額が累計500億ドルに達する見込みだ」と述べた。資料写真。
アジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群総裁兼取締役会長は26日に開幕したAIIB第6回理事会年次総会のオンライン記者会見で、「AIIBはこれから気候変動関連の融資に力を入れ、2030年をめどに当機関の融資額が累計500億ドルに達する見込みだ」と述べた。中国新聞社が伝えた。
今回の理事会はアラブ首長国連邦(UAE)が主催し、新型コロナウイルス感染症の影響により、2年続けてオンライン方式で行われることになる。
金氏によると、500億ドルの気候変動関連融資額はAIIBが2019年に初めて年度ごとの気候変動関連融資を行うと約束した時の4倍の水準だ。また、AIIBは同日、23年7月1日までに、AIIBの運営と地球温暖化対策の多国間の国際的協定である「パリ協定」が確立した目標とを一致させると発表した。
今年の早い時期に、AIIBは目標を定め、25年までに承認した融資額のうち少なくとも50%を気候変動関連融資とすることを目指すとした。金氏は、「私たちは歴史において決定的な意義を持つタイミングにいるのであり、地球の気候変動を抑制し、私たちの弱さともろさを抱えた星を守ろうと思うなら、思い切った、迅速な、幅広い集団的行動を起こす必要がある」と述べた。
国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)は数日後に英国・グラスゴーで開幕する。金氏は、「低所得の加盟国の気候変動に対する適応力と回復力のための投資を強化し、新興の気候関連科学技術への投資を強化することが、当機関の注目する重要分野になる」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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