Record China 2021年11月4日(木) 6時20分
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1日、環球時報は、米海軍が2030年代に開発予定の戦闘機の設計が中国のJ-20ステルス戦闘機に酷似しているとの情報が流れたことを報じた。写真はJ-20ステルス戦闘機。
2021年11月1日、中国紙・環球時報は、米海軍が2030年代に開発予定の戦闘機の設計が中国のJ-20ステルス戦闘機に酷似しているとの情報が流れたことを報じた。
記事は、米海軍航空システム・コマンド(NAVAIR)がこのほど、未来の戦闘機F/A-XXの新たなコンセプト図を発表したと紹介。同機は2030年代にF/A-18E/F「スーパーホーネット」艦載戦闘機に代わって就役する予定であるとし、低コストでより長い攻撃距離、より速い飛行速度を備えるとともに、各種パッシブ・アクティブレーダーや先進的なデータチェーンを有する見込みだと伝えた。
その上で、米国の軍事系サイトが10月30日、F/A-XXの詳細情報が発表された「海軍航空ビジョン2030-2035」文書中にF/A-XXの俯瞰(ふかん)図があり、この図からは米軍の戦闘機としては珍しく翼にカナードを持つ設計が採用されることが見て取れると指摘し、尾翼の設計は1989年に生産された試作ステルス戦闘機のYF-23、あるいは中国のJ-20戦闘機の全遊動式尾翼に似ていると評したことを紹介している。
一方で、このサイトが「俯瞰図しかないため、この未来の戦闘機が伝統的な2枚の垂直尾翼を持つかどうかは分からない。そしてもう一つ、『単なる挿絵』に過ぎないという可能性もある。適当に見つけた戦闘機の図案を貼り付けているだけかもしれない」とも説明したことを伝えた。
記事は「われわれも1枚の設計図だけで米国の次世代艦載機がJ-20のパクリだなどとは言わない」としつつ、中国のステルス艦載機開発のプレッシャーを受けて米国でもF/A-XXの設計開発が急ピッチで進み、「米国の未来の艦載機がどんな形になるかは早いうちに明らかになることだろう」との見方を示した。(翻訳・編集/川尻)
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