衆院選、大物議員の相次ぐ落選は長老政治への不満の表れ―米華字メディア

Record China    2021年11月2日(火) 22時20分

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米華字メディアの多維新聞は1日、先月31日に投開票された日本の衆院選について、「大物議員の相次ぐ落選は長老政治への不満の表れ」とする記事を掲載した。

米華字メディアの多維新聞は1日、先月31日に投開票された日本の衆院選について、「大物議員の相次ぐ落選は長老政治への不満の表れ」とする記事を掲載した。以下はその概要。

先月31日の衆議院選挙で自民党は一部議席を失ったものの、引き続き過半数を獲得して勝利した。失った議席の中にはベテラン議員や元閣僚も複数含まれ、小選挙区で破れて比例代表で復活を果たした候補者もいるが、これは世代交代を求める象徴と見なされている。

東京8区では自民党の石原伸晃氏が破れ、比例代表での復活もなかった。現在64歳の石原氏は党の元幹事長で、国土交通、環境、経済再生担当相などを歴任。そして党内派閥・石原派の会長でもある。石原氏は立憲民主党の吉田晴美氏(49)に破れ、自身の落選を受けスタッフや支援者に謝罪した。

石原氏の他、前デジタル相の平井卓也氏、元五輪相の桜田義孝氏、元法相の金田勝年氏もそれぞれの選挙区で敗北したが、3人は比例復活した。甘利明幹事長は自民党の現職幹事長として小選挙区で破れた初めての幹事長となった。最終的に比例代表で復活したが、敗北の責任をとって幹事長を辞する意向を表明。この他、大阪府の小選挙区では自民党が全敗する大きな痛手を負った。

今回の自民党の一部選挙区での敗北、特にベテラン議員の敗北は、現在の環境が世代交代を要求していることを受けたものとの分析もある。なぜなら、野党の一部長老級の議員も敗北を喫しているからだ。(翻訳・編集/野谷

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