Record China 2021年11月4日(木) 5時50分
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1日、韓国・京郷新聞は「北朝鮮が韓国の映画やドラマなどK-コンテンツの世界的ヒットに敏感に反応している」と伝えた。
2021年11月1日、韓国・京郷新聞は「北朝鮮が韓国の映画やドラマなどK-コンテンツの世界的ヒットに敏感に反応している」と伝えた。
記事によると、北朝鮮のインターネット対外宣伝メディア「メアリ」は同日、「K-シリーズを論じるなら」と題した文を掲載し、「南側がK-シリーズという怪しい新造語で、まるで複数分野において国際社会の見本にでもなったかのように装っている」と批判。自殺率の高さ、少子化、高齢者の貧困を韓国の問題点に挙げ、「K-自殺、K-出産、K-高齢者貧困が本当の『K-シリーズ』だ」とし、「K-シリーズは世界最悪の『恥さらしシリーズ』『地獄シリーズ』だ」と主張したという。
北朝鮮メディアは韓国の人気コンテンツを批判する内容を相次ぎ発表している。「メアリ」と「朝鮮の今日」は先月、人気ドラマ「イカゲーム」によって韓国の資本主義の実情が明らかになったと批判したり、ドラマの暴力性を問題視するなどしており、そうした報道を通じ「社会主義体制がいかに優れているか」という主張も展開しているという。映画「パラサイト 半地下の家族」を例に挙げ、「資本主義制度こそ、腐って病んだ社会だ」「南韓(韓国)社会がどれだけ不平等か分かる。平等な北朝鮮が羨望と畏敬の対象となっている」と述べたりもしたという。
こうした北朝鮮の動きは「若者世代を対象に思想教育を強化する傾向にあることと無関係ではないだろう」と記事は指摘している。北朝鮮は昨年末、韓国の映像物を見た者は5~15年の懲役刑、流布した者は最大で死刑に処するという内容を盛り込んだ「反動思想文化排撃法」を制定した。今年9月の最高人民会議では、若者の思想教育を強化する「青年教養保障法」を採択するなどしている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「大きなお世話だ」「北の住民は本当に気の毒だな」「自分たちのことがこんなに分かっていないなんて、笑わせる」「うらやましいくせに、取り繕うなよ」「あんたたちもイカゲームと似ている」「北朝鮮は30年近くイカゲームを進行中じゃないか?何かといえば銃殺だ」「それでも(韓国人は)白いご飯を食べられている。そちらの皆さんは、白いご飯を拝めているか?」などの声が寄せられている。
一方で「北朝鮮が言ってるK-シリーズは、間違ってはいないよね」というコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)
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