日本人の埋蔵した金塊2トンが消えた?光復会が益山市に探査を申請=韓国ネット「怪しい」

Record China    2021年11月6日(土) 16時20分

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韓国・益山市の旧日本人農場事務室に大量の金塊が埋蔵されているといううわさをめぐり、韓国の光復会が益山市に発掘申請をしていたことが分かった。写真は金塊。

韓国・益山市の旧日本人農場事務室に大量の金塊が埋蔵されているといううわさをめぐり、韓国の光復会(独立運動家の遺族らによる団体)が益山市に発掘申請をしていたことが分かった。4日、韓国・朝鮮日報が伝えた。

記事によると、光復会は2日、「日本人の隠匿(いんとく)財産である益山の金塊2トンは消えたのか?埋葬場所が掘り返される」という題名の文章を公表。「最近、日本人農場主が埋蔵した場所と思われる階段下のコンクリートの床が地下まで掘り返され、後処理すらせずにみすぼらしく木の板で覆われているのが発見された」と主張した。

1914年に建てられた全羅北道益山市の旧日本人農場事務室(国家登録文化財に指定)の地下に2トン(1400億ウォン相当)の金塊が埋蔵されており、日本人農場主孫が所有権を主張し発掘を試みているといううわさは、今年の3月ごろに広まり、関心を集めていた。

光復会は8月、日本人が韓国人の財産を略奪して手に入れたと思われる金塊を発掘し、国家に帰属することを目的に、益山市に埋蔵物の発掘と事前探査を申請。しかし同市は「建物を抗日独立運動記念館に復元する事業に支障を来す可能性がある」として許可しなかったため、全羅北道行政審判委員会に益山市の処分を取り消すよう請求していた。これを受けて10月に同委員会が現場検証を行った際、階段下のコンクリート部分が掘り返されていることに気づいたという。

光復会は「コンクリートの床が掘られ金塊が盗掘されたことを確認するため、さらに探査が必要」と主張したが、同委員会は結局請求を棄却した。光復会は「なぜ益山市は建物の床を壊すこともなく短時間でできる事前探査を許可しなかったのか、なぜ1年間放置していた日本人農場事務所の復元事業を緊急予算で進めたのか、誰がなぜ床を破壊し放置しているのかについて検証・解明すべき」とし、金塊などが盗掘された形跡がないか文化財庁へ調査を依頼する意向を明らかにしているという。

これに対し益山市側は「この建物は3・1運動100周年記念事業である抗日独立運動記念館建立事業の対象地。埋蔵物の探査・発掘よりも記念館建立事業の方が市民の利益になると判断し不許可とした」と説明。また、「記念館として活用するために古くなった階段や柱、梁(はり)などの復元工事を進める過程で床に掘った跡が残った」とし、「浅く掘られているため、盗掘された跡には見えない」と話しているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「益山市の公務員が怪しい」「確認くらいすればいいのに。金属探知機でも調べられるでしょ」「復元する方が市民の利益?益山市の反論には納得がいかない。もし金塊があったとすれば、自分たちが手に入れたということだね」「日本人の建物をなぜわざわざ文化財にする必要が?」など、益山市の対応を疑問視する声が多く寄せられている。

一方で、「ただのうわさだと思う。植民地時代といえ、日本人1人が金塊2トンを隠し持つなんて不可能では?」「何十年も昔の話でしょ。掘るならもっと早くに掘ってる」など、埋蔵説を否定するコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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