文大統領の娘に「パパチャンス」疑惑、息子との大統領官邸暮らしを野党議員が非難

Record China    2021年11月9日(火) 14時20分

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8日、韓国・文化日報によると、文在寅大統領の娘ダヘ氏が、昨年末に韓国に帰国して以来大統領官邸に居住していることが分かった。写真は大統領官邸。

2021年11月8日、韓国・文化日報によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の娘ダヘ氏が、昨年末に韓国に帰国して以来大統領官邸に居住していることが分かった。

記事によると、ダヘ氏は昨年末に息子と共に移住先のタイから帰国し、大統領官邸で文大統領夫妻と過ごしている。ダヘ氏は2020年末からヨガ関連記事の執筆などをしているが、公式の活動は一切行っていないという。野党「国民の力」のカン・ミングク議員は「結婚して子どももいるダヘ氏が自分の所有する住宅を売却し、国民の税金で維持されている大統領官邸に住むことは、パパチャンス(父親の権力を利用し恩恵を得ること)だ」と非難している。

ダヘ氏は18年4月に夫名義のソウル市内のマンションの贈与を受けたが、その3カ月後に売却し、家族と共にタイに移住した。19年5月にはソウル市内の住宅を7億6000万ウォン(約7300万円)で購入しているが、帰国後も入居はしておらず、今年2月に9億ウォンで売却した。当時、野党はこれを「不動産投機」だと批判したが、青瓦台(韓国大統領府)は「問題となることは何もない、正常な住宅取り引き」だと説明した。

またダヘ氏の夫も、今年タイから帰国後、両親の家に滞在していたが、最近になって大統領官邸に滞在しているという。ダヘ氏の夫は18年3月にゲーム会社を辞めてタイに移住し、現地LCC「タイ・イースター航空」に幹部として勤務した。同社は巨額の横領・背任などの容疑で起訴されたイースター航空創業者、李相稷(イ・サンジク)議員が支配しているとの疑惑があり、ダヘ氏の夫を幹部職に斡旋したのではとの声も上がった。

一方、青瓦台はダヘ氏家族の官邸居住問題について、特にコメントを出していない。

この記事は韓国のネット上で大きな注目を集めているが、ネットユーザーは「これのどこがパパチャンス?」「娘が親と一緒に過ごして何が悪い?」「家族が一緒に官邸に住むのが基本でしょ」「朴槿恵(パク・クネ)前大統領と朴志晩(パク・チマン、朴槿恵氏の弟)はずっと官邸に住んでたけど?」「米国も大統領と子どもが一緒にホワイトハウスに住んでるのに、何か問題があるの?」「家族のことまでとやかく言うべきではない。こういう人たちを避けるために一緒に住んでるんじゃないのか」などと、特に問題視していない様子。

ただ、一部では「結婚して家を出たんだから、完全に別の家族でしょ」「そのままタイに住んでいればいいじゃないか」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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