2021年11月9日、韓国・中央日報は「『イカゲーム』の46日天下は終わった…世界1位を奪ったアニメとは」と題する記事を掲載した。

記事によると、8日、米調査会社FlixPatrol（フリックスパトロール）の集計で、Netflix（ネットフリックス）オリジナル韓国ドラマ「イカゲーム」がドラマ部門で2位に順位を下げた。同ドラマは今年9月23日に初めて1位になって以降46日間1位を維持した。これは「クイーンズ・ギャンビット」と並ぶタイ記録だという。

新たに1位に浮上したのはで、PCオンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド（League of Legend, LoL）」を基に米ライアットゲームズが制作したアニメーションドラマ「Arcane（アーケーン）」。全九つのエピソードからなり、対立する両都市のバランスが揺らぐことによって繰り広げられる主人公姉妹の物語で、今月7日に公開されたという。

これを受け、韓国のネット上では「46日間1位を維持したのは十分すごいこと」「満足のいく結果」「期待以上の成果」「かつては日本で流行した遊びをまねしたらたたかれた。『イカゲーム』は日本統治時代に入ってきた日本の伝統遊びをコンテンツ化したけど、今や完全に韓国の伝統遊びになった」「タルゴナの型抜きの流行はまだまだ続くだろう」など称賛や喜びの声が上がっている。

一方で「いくら大流行したからって、結局その収益はネットフリックスに入り韓国は何の利益も得られない。もし関連コンテンツや派生商品を製作して利益を得たとしても、ロイヤリティを支払わなければならない」「テレビをつけたらどこもかしこも『イカゲーム』で飽きてきた」などと指摘する声も上がっている。（翻訳・編集/松村）