「まるでホラー」中国人女性を醜くしないとディオールは満足しないのか?―中国メディア

Record China    2021年11月17日(水) 20時20分

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16日、観察者網は、「中国の女性を醜悪化させないと、ディオールは満足しないのか」とする記事を掲載した。写真は問題となったディオールの作品。

2021年11月16日、中国メディアの観察者網は、「中国の女性を醜悪化させないと、ディオールは満足しないのか」とする記事を掲載した。

記事は、今月12日に「ディオールと芸術」という展覧会が上海西岸芸術センターで行われたとした上で、「展示作品の中に中国人女性を明らかに醜悪化させた写真が掲示されていた」と説明。「写真の女性は悪霊のように白目をむき、腫れたような細い目で、今にも死にそうなメイクが施されており、怪しげな髪型も相まって陰鬱(いんうつ)で危うい雰囲気に満ちていた。ホラー映画のポスターでもここまでやらないといった怖さである」と評した。

この写真はすぐにネット上で拡散し、多くのネットユーザーが「何の芸術性も感じられない。中国の女性に対する悪意も一種の芸術なのか」といった罵声を浴びせたという。16日になってディオールの公式微博アカウントはこの画像を削除したとみられる。

記事は、海外ファッションブランドによる中国人女性の醜悪化は今回が初めてではないと指摘。そして「奇妙なことに、このような現象が発生するたびにネット上では中国人同士によるけんかが起きるのだ」とした。

その上で「自分はファッションを理解していると思い込んだ一部の中国人が、海外ブランドの作品を批判する中国人に対し、やれ芸術を理解していない、ファッションや文化のなんたるかが分かっていないなどと罵声を浴びせ、自分がいかに西側文化に接しているかを傲慢(ごうまん)にアピールするのだ」と批判した。

また、「1980〜90年代に、多くの人が西側の考えや西側で表彰されたものを取り入れて自らのステータスを高めようとした。そのメンタルが一部の人の美や芸術に対する意識をゆがめたのである。中国人は中国人のイメージを醜悪化することで西側から認められ、その結果自身を喪失し、価値観がねじ曲がり、病的な心理状態が出現したのだ。こんなものは芸術ではない」と断じた。

そして、「美や芸術に対する意識というのは結局のところ発言権の問題だ。中国人の美醜観は絶対に西側のものさしによって定義されてはならない。中国の国力が日増しに高まっている現在、このようなことをする洋品ブランドは早晩市場から淘汰されるだろう。西側の人間に迎合した美意識に活路はない。どこに身を置こうが、中国はこの世界をフラットに見ることを学ばなければならないのである」と主張した。(翻訳・編集/川尻

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