17日、中国映画「門鎖」（The Door Lock）の北京プレミアが行われ、女優のファン・ビンビン（范冰冰）も応援に駆けつけたことで注目を浴びた。

今月19日から中国で公開される映画「門鎖」は、2018年の韓国映画「ドアロック」をリメークした作品。都会で一人暮らしをする女性を狙った恐怖を描くスリラー作品で、女優バイ・バイハー（白百何）、俳優バイ・コー（白客）、歌手で俳優ファン・チョンチョン（范丞丞）らが出演している。

公開に先立って17日夜、北京市でプレミア上映が行われたが、この日の会場にはファン・チョンチョンの実姉で女優ファン・ビンビンも登場。弟の応援のために駆けつけたことは明らかで、白地のセーターに白いベレー帽と清楚な装いのファン・ビンビンは、会場でひときわ目立つ存在となった。

ファン・ビンビンについては2018年、世間を大騒ぎさせた巨額脱税騒動が発生。不祥事を起こした「問題芸能人」の1人として封殺対象になり、活動再開の見通しが立たないまま現在に至っている。19歳下の弟ファン・チョンチョンは18年、オーディション番組を通じて男性グループNINE PERCENTの一員としてデビュー。その後は俳優デビューも果たし、これまで4本のドラマに出演してきたが、映画は「門鎖」が初めて。騒動以降、人前に出ることの少ないファン・ビンビンだが、今回は銀幕デビューを飾った弟のため、公の場で支持を表明した形となった。（Mathilda）